髪をカラーリングすると薄毛になるの?

髪をカラーリングすると薄毛になるの?

真っ黒な髪も清楚でいいですが、栗色の髪もふんわりとしたイメージで可愛らしいですよね。女性なら、一度は髪の毛を染めたことがあるという人のほうが多いのではないでしょうか。

でも、そこで気になるのが頭皮へのダメージです。ヘアカラーを続けていると将来ハゲるなんていう人もいますが、真実はどうなのでしょうか。

目次

カラーリングは髪を薄くするのか

カラーリングとは、髪の毛の色を変化させるものです。よって、髪の毛には影響がありますが、本来なら頭皮にまで影響は出ません。けれど、どんなに上手い人でも、根元まで髪の毛を染めようと思ったら、頭皮に薬剤がついてしまいます。これがよくないのです。

ヘアカラーの薬剤は頭皮には刺激が強すぎます。染色するためにしばらく放置しなくてはならないので、その間頭皮はずっと薬剤からダメージを受けるのです。ときには赤くなったり炎症を引き起こすこともあります。

カラーリング剤の種類と特徴

カラーリング剤といっても、種類は様々です。まずはそれぞれの特長について理解しましょう。

ヘアカラー

美容室で行われているカラーリングのほとんどはヘアカラーを使用しています。ヘアカラーの薬剤は髪に付着するとキューティクルをこじ開け中に入り込みます。中に入った薬剤は、髪を黒くするしている成分のメラニンを分解し、染料を浸透させるのです。

髪の内部まで変化させるため、髪にはあまりよくありませんが、一度染めると長持ちします。それだけ刺激が強いものですから、頭皮についたときはダメージも大きくなります。ヘアカラーの種類によってはアレルギー症状や呼吸器系に異常が出ることがあるので、注意してください。

ヘアマニキュア

これはその名のごとくマニキュアのように髪の表面に張り付き、髪の色を変化させます。髪の内部には浸透しないので、ヘアカラーよりも髪にダメージが起きません。

とはいえ、表面についていた薬剤が剥がれるときにキューティクルを傷つけることがあり、染まってからしばらくしてからダメージが出はじめる性質があります。剥がれた薬剤やキューティクルが毛穴につまると、髪の毛の成長に影響が出ることがあります。

また、ヘアカラーやブリーチと違い、髪色が大きく変化させることはできません。黒髪がほんのり明るくなった程度です。また、徐々に色素が剥がれるので、一ヶ月ほどで髪の色は戻ってしまいます。

ブリーチ

ブリーチの薬剤はキューティクルをこじ開けて髪の内部に入り、メラニン色素を分解することで髪の色を明るくします。染色剤なしで明るい色になるほどメラニンを分解してしまうため、非常に刺激が強く、頭皮に付着すると痛みを伴うことがあり、髪にも頭皮にも大きなダメージを与えます。

プラチナブロンドにすることは他のカラーリング剤ではできませんが、それだけブリーチ剤は強力で負担も大きいということです。

ヘナ

ヘナとは自然に生えている葉を乾燥させ使いやすいように粉末状などにしたもののことです。ヘナの葉にはたんぱく質にからみつき発色する性質があるため、それを利用して髪を染めます。

インドなどの中央アジアでは昔から毛染めとして使用されてきました。天然素材なのでほかのカラーリング剤よりもずっと身体に優しく、ヘアマニキュアに近いものです。しかし、手を加えていない天然のヘナでは髪をオレンジ色に染めることしかできず、白髪はよく染まりますが、黒髪はあまり変化しないというデメリットもあります。

また、他のカラーリング剤は10分程度で染まりますが、ヘナは髪に塗布してから長時間待たなくてはなりません。使い続ければトリートメント効果も期待できますが、はじめは逆に髪の毛がゴワゴワになることも多いようです。人によってはヘナが体質的に合わず、かゆみや体調不良を起こす人もいます。

このように、ヘナ>ヘアマニキュア>ヘアカラー>ブリーチの順に髪や頭皮への負担が大きくなります。薄毛を気にするなら、せめてブリーチだけは避けたほうがいいでしょう。

また、比較的負担が軽いヘナですが、配合されている成分によっては合成染料が入っていることもあるので、使用するなら確認を忘れずに行ってください。

頭皮へのダメージを少しでも減らしたいなら

ご紹介したように、やはりカラーリング剤は薄毛を引き起こす可能性があるというしかありません。それでも、どうしても髪を染めたいなら、できるだけ負担を軽くするよう努力してみましょう。

美容室で染めるようにする

自分で髪を染めるのは難しいです。どうしても根元まで染めようとすると、地肌に薬剤が付着してしまいます。また、家用のカラーリング剤は、誰でも染色ができるように、美容室で使用されている薬剤よりも強力なものがほとんどなのです。

その店、美容室でプロに行ってもらうと、頭皮や髪の傷み具合を見て、自分にぴったりのカラーリング剤を使用してくれます。

パーマとカラーリングの時期をずらす

カラーリング同様、パーマも頭皮や髪に負担をかけます。一緒に行ってしまうと、かかる負担は相当なものです。薄毛になるリスクを減らしたいなら、パーマとカラーリングは日をずらして行うようにしましょう。

少しだけ楽しみたいならヘアマスカラ

ずっと髪色を変えたいのではなく、少しだけ楽しみたいという人はヘアマスカラを使用するようにしましょう。ヘアマスカラは塗ると一時的に髪の色を変えられますが、一度洗うと落ちてしまうヘアアイテムです。

全体に使用するよりもメッシュを入れたいときなどによく使われるものですが、髪を傷めず気軽にカラーリングが楽しめるため、人気があります。

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この記事を書いた人

「健康管理」を通じて、「自分や家族の健康を守り、日常生活を楽しく穏やかに暮らす」ことをコンセプトに情報を発信していきます。

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