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育毛に良い食事と悪い食事

育毛に良い食事と悪い食事

人間の身体は食べたものからできています。よって、身体にいいものを食べれば健康になり、悪いものを食べれば病気になりやすくなります。これは頭髪にも同じことが言えます。どんなにすばらしい育毛対策を行っていても、食事が間違っていたら、髪は育たないのです。それどころか、食事のせいで薄毛が悪化することもあります。今回は髪の毛を生やしやすくする正しい食事を学びましょう。

目次

髪を育てる食材と栄養素

髪を正しく成長させるためには、バランスの良い食事がもっとも重要となります。髪にいい食材だからといって、それだけばかり食べていたら他の栄養が不足して、結果薄毛になってしまうこともあるのです。ここでは髪を育てるのに必要なおすすめ食材をご紹介します。

タンパク質

髪の毛のほとんどはタンパク質のケラチンからできています。そのため、髪をしっかり育てたいなら、良性のタンパク質をたっぷり取る必要があります。普通の成人女性なら、体重×1.08gくらいは最低でも必要だと言われています。タンパク質は髪の毛のほかに、筋肉やホルモンの材料にもなります。健康的な美しい身体を維持したいなら、タンパク質はちゃんと摂取するようにしましょう。

タンパク質といえば肉を思い浮かべがちですが、肉の食べすぎは男性ホルモンを活性化してしまい、薄毛の原因となります。そこでおすすめする食材は大豆製品です。日本人は昔から大豆製品を好む傾向にあり、味噌や豆腐、納豆や豆乳など、さまざまな製品があるため、毎日食べやすいです。

また、大豆製品はイソフラボンを含んでいます。イソフラボンは女性ホルモンの働きを助け、美しい髪が育つ手助けをしてくれます。ただし食べすぎるとかえってホルモンバランスを崩してしまうので、食べすぎには注意しましょう。

亜鉛

髪の毛の合成には亜鉛が必ず必要となります。また、男性ホルモンが頭皮へ行くと、ジヒドロテストステトンという因子に変化して毛穴をつまらせて毛の育毛を阻害します。亜鉛はこの変化を阻害する働きがあるため、薄毛予防にはもってこいの栄養素なのです。

亜鉛は体内で生成できないため、意識的に取り入れないと不足してしまうことがあります。成人女性なら一日に亜鉛を7mgは摂取する必要があります。おすすめなのが、牡蛎です。牡蛎には亜鉛がたっぷり含まれているため、5つほど食べるだけで一日の必要量を得ることができます。

牡蛎が食べにくい時期は、豚レバーもおすすめです。豚レバーは亜鉛が豊富でかつ年中手に入るというメリットがあります。

ビタミン類

身体の合成にはビタミン類が必要です。特に、血管を丈夫にして血流を増やし、毛髪の維持をしてくれるビオチン、タンパク質や細胞の合成を助けるビタミンB12、血を増やして老化から身体を守るビタミンEは意識的に取るようにしましょう。とはいえ、ビタミン類はどれも身体の調整に欠かせないものです。満遍なく摂取できるといいですね。

食材は、ビオチンならレバーや胡桃、ビタミンB12ならしじみや海苔、ビタミンEならアボカドやアーモンドが食べやすく含有量が多いのでいいでしょう。

髪をダメにする食材とは

食材の中には食べすぎると薄毛を促進するものがあります。ただ、あくまでも食べ過ぎることがいけないので、これから一切その食材は食べないなど、極端なことをする必要はありません。

パンやケーキ

問題があるのはベーキングパウダーです。小麦製品をふっくら膨らませるベーキングパウダーにはアルミニウムを多く含むものがあります。アルミは抜け毛を増やすだけでなく、人体にあまりいい影響を与えません。最近ではこの問題が注目され始めたため、ベーキングパウダーの中にはアルミニウム不使用を謳ったものまで販売されています。そういったベーキングパウダーを使用した製品なら、食べても影響はありません。また、イースト菌や酵母菌発酵のみで膨らませたパンも安全です。

動物性タンパク質

豚肉や牛肉だけでなく、バターやチーズ、マヨネーズなども薄毛を誘発することがあります。動物性タンパク質もゼロでは身体を壊してしまいますが、食べすぎると発毛や育毛に悪影響が出るのです。男性ホルモンを活発化するだけでなく、皮脂の分泌も増やすため、毛穴がつまりやすくなったり、頭皮に雑菌が異常繁殖しやすくなります。さらには消化に時間がかかるため身体に負担が大きく、血の巡りが悪くなることもあるのです。

ファーストフード、インスタント、スナック菓子

これらの商品はほとんどが油で揚げてあるので、脂質が多すぎます。脂質の取りすぎは血液をどろどろにして血流を悪化させます。すると、頭皮の毛母細胞まで栄養や酸素がいかなくなり、髪の毛が細く弱ってしまうのです。

また甘い商品はさらに注意が必要です。糖分の過剰摂取でも薄毛になることがあります。これはブドウ糖の代謝にはビタミンBが必要だからです。ビタミンBは髪を生やすのに必要な栄養素ですが、白砂糖を食べすぎると身体はブドウ糖代謝のほうに優先してビタミンBを使用するため、毛をはやすための栄養素が足りなくなるのです。

アルコール類

アルコールを飲むと身体の中の亜鉛が分解されてしまいます。亜鉛は育毛ミネラルと呼ばれるほど、髪の成長には欠かせないものです。過度な飲酒を続けると、亜鉛不足で髪がどんどん弱っていくので、お酒を飲むなら少しの量をたまに飲む程度にしましょう。

飲み会で飲みすぎたというときは、翌日に亜鉛を多く含む食材を食べたり、亜鉛サプリで補うといいでしょう。

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この記事を書いた人

「健康管理」を通じて、「自分や家族の健康を守り、日常生活を楽しく穏やかに暮らす」ことをコンセプトに情報を発信していきます。

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