紫外線の影響で薄毛が進行してしまうことをご存じでしたか?
とくに夏のシーズンは、紫外線が最も強いので注意が必要です。
ここでは、紫外線による髪への影響と対策方法について紹介していきます。
髪に大きなダメージを与える紫外線
薄毛に悩んでいる人は、頭皮や髪に気を配っているかと思います。
しかし紫外線によるダメージは、そこまで意識している人は少ないかもしれません。
よく肌の老化が進行してしまう原因として、約8割が『紫外線』と言われています。
つまり、髪の毛が生える『頭皮』も肌の一部であり、一番紫外線の影響を受けるところです。
そのため紫外線によって、大きなダメージを受けた頭皮は、老化が進みやすく髪の毛が細く切れやすくなります。
また、頭皮が髪に守られているとはいえ、なんの対策もしていなければ確実にダメージを負います。
すでに生えている毛髪も、紫外線を浴び続けると赤茶けて傷み、ごわごわになって切れ毛になりやすいのです。
肌と同じように、必ず頭部の紫外線対策も忘れないようにしましょう。
紫外線から頭皮や髪の毛を守る8つの対策方法
頭皮や髪の毛を紫外線から守るためにも、しっかりとした紫外線対策が必要です。
ここでは紫外線によるダメージを極力減らすための方法を8つ紹介します。
1.帽子や日傘を使用して紫外線から頭を守る
帽子や日傘を使い、降り注ぐ紫外線から頭部を守るといいでしょう。
帽子や日傘の中にはUVカット加工が施されているものもあるので、そういった商品を選べばさらに効果が上がります。
すでにある商品を使いたい場合は、布用のUVカットスプレーなどを吹き付けると、同様の効果を得ることができます。
しかし、帽子のかぶりすぎは蒸れを起こし、頭皮に雑菌を増やしてしまうことがあるので注意してください。
通気性がいい素材でできた、締め付けすぎない帽子を選び、室内では取るようにするといいでしょう。
2.日焼け止めを使い紫外線から守る
最近では髪にも使える日焼け止めスプレーが販売されています。
トリートメントなどの中にも紫外線をカットしてくれる効果があるものもあるので、どちらかを使用するようにするといいでしょう。
また、日焼け止めの場合、塗った直後から外に出ると、UVカット効果がきちんと発揮でされません。
肌や髪に馴染む時間を取るため、外出する30分前くらいから使用しておくといいでしょう。
3.夏以外も紫外線対策を怠らない
日焼けというと夏のイメージがありますが、紫外線は年中降り注いでいるものです。
また、もっとも強くなるのは以外にも5~8月あたりです。
どんなシーズンでも気を抜かず、UV対策は年中行うようにしましょう。
4.曇りや室内でも紫外線対策をする
雨の日や曇りの日は雲がさえぎってくれるから紫外線対策は必要ないと思われがちです。
しかし、雲が空を覆っていても、紫外線は完全にカットされるわけではありません。
晴れの日よりもダメージは少ないかもしれませんが、毎日続けていると髪や頭皮のダメージは確実に蓄積され、やがて薄毛の原因となってしまいます。
また、室内でも窓がある場所などは紫外線が届いています。
薄手のカーテンくらいでは完全に防ぐことはできないので、ある程度紫外線対策を行っておいたほうがいいでしょう。
5.長時間、野外にいないようにする
どんなに対策をしていても、紫外線から完全に頭部を守ることは不可能です。
長時間太陽の光を直接受け続けるのはなるべく避けるようにしましょう。
野外活動中も、機会があればこまめに日陰に入るようにするなどして、少しでの紫外線から頭を守るようにしてください。
6.日に焼けてしまったらケアを忘れずに行う
顔や身体はうっかり焼いてしまったら、ケアを行いますよね。
それと同じように頭部にもケアが必要です。
他の肌と同じように、焼いてしまった場合はタオルやシャワーで冷やすようにしましょう。
化粧水や頭皮用のローションでしっかり保湿もしてあげましょう。
ただし、頭皮は紫外線により傷ついた状態です。
低刺激のものを使用するようにしてください。
美白成分やメントールが含まれているようなものは、日焼け後のケアには使用しないようにしましょう。
7.分け目を定期的に変える
頭皮の中でも、やはり髪の毛のガードがない分け目付近はもっとも紫外線を浴びやすい場所です。
ずっと同じ場所でばかり紫外線を浴び続けると、そこがもっとも薄くなりやすくなってしまいます。
それを避けるためにも、定期的に髪の分け目を変えるようにしましょう。
とくに女性は頭頂部付近が薄くなりやすいので、ダメージを少しでも分散させるようにしましょう。
8.抗酸化作用のある食べ物を摂る
紫外線を100%カットすることは不可能です。
紫外線で受けてしまったダメージをすばやく回復するためにも、抗酸化作用のある食べ物を食べて、身体の中から改善をはかりましょう。
抗酸化作用とは、身体を老化させる活性酸素の発生を防いでくれる働きのことです。
食べやすい食品の中で、もっとも抗酸化作用が高いのはバナナだとされています。
アボカドは食べる美容液と言われているほど抗酸化作用が高くお肌にいい成分がつまっています。
日本人が好む大豆製品に含まれているイソフラボンには抗酸化作用があり、ホルモンバランスを整えてくれる作用もあります。
まとめ
このように、紫外線は頭皮や髪の毛に深刻なダメージを与え、髪が薄くなる原因となることがあります。
頭皮は顔とつながっています。顔のUVケアを真剣に行うように、これからは頭皮や髪の毛のUVケアも行うようにしましょう。