スタイリング剤は薄毛の原因になるの?

スタイリング剤は薄毛の原因になるの?

女性なら、ヘアアレンジに力を入れたいものですよね。それにはスタイリング剤が欠かせません。誰でも一本や二本は持っているものではないでしょうか。

でも、スタイリング剤って、薄毛の原因にならないのかなと気になる人もいるでしょう。本当のところはどうなのでしょうか。

目次

スタイリング剤が頭皮に悪い理由

髪の毛の量が気になりはじめると、ごまかすためにも髪型のセットには時間をかけるようになります。立ち上げたり、固めたりするのに、スタイリング剤は欠かせませんよね。

けれど、髪のことを思うなら、スタイリング剤は極力使用しないようにしましょう。

合成界面活性剤はたんぱく質を破壊する

スタイリング剤の多くには、合成界面活性剤が配合されています。合成界面活性剤は後ろの成分表記を見ても、そのままの名前では書かれていません。

シリコーン、パラベン、塩酸アルキルトリメチルアンモニウムなどと書かれてるものはすべて合成界面活性剤となりますが、何十種類もあり、見分けるのは困難です。

その中には、たんぱく質を分解してしまったり、皮脂をため込む原因となるものがあります。髪の毛や皮膚のほとんどはたんぱく質からできています。使用すると、髪がしっとりしてセットしやすくなったけれど、実は髪や頭皮にダメージが蓄積されているということもあるのです。

毛穴が詰まりやすくなる

スタイリング剤でしっとりした髪には、本来なら落ちてしまうはずのフケやホコリなども付着してしまいます。それが頭皮に移動して、毛穴をつまらせてしまうこともあるのです。

スタイリング剤が頭皮に直接かかってしまった場合は、薬剤が毛穴をふさいでしまうこともあります。毛穴づまりは、毛の成長を阻害し、薄毛の原因となります。

フケが出やすくなる

個人差はありますが、スタイリング剤が頭皮に触れると皮膚があれ、フケが大量に出ることがあります。そのフケが毛穴につまり、薄毛が悪化してしまうことがあるのです。

フケが多いのは見た目の印象もよくありません。シャンプーはフケ対策用の商品を使用しているのに治らないという人は、スタイリング剤が原因となっていることがあります。

洗髪時間が長くなる

スタイリング剤を使用すると、きちんと落とすために頭をしっかり洗わなくてはならなくなります。ハード系スタイリング剤などの場合は、少し洗っただけでは絶対に落ちません。

けれど、頭皮や髪は洗いすぎると角質がはがれ落ちたり、キューティクルが流れてしまったりします。また、スタイリング剤を落とすために長い時間シャンプーを頭皮につけていたり、洗浄力の強いシャンプーを使用すると、必要以上に皮脂を落としすぎてしまいます。

皮脂が足りなくなると、肌に必要な水分を身体にとどめておいておけなくなり、結果乾燥が進んだカサカサの頭皮になってしまいます。こんな状態の頭皮では、正しい発毛が行えません。

このように、スタイリング剤は薄毛に取って悪影響を与えます。

スタイリング剤を使用するときのポイント

とはいえ、女性ならまったくスタイリング剤を使用しないというのは難しい話です。薄毛対策のためとはいえ、ボサボサの頭で外出するわけにはいきませんよね。そこで、スタイリング剤を使用するときには以下のことに気をつけましょう。

使用した日は必ず頭を洗う

忙しいからと、洗髪を翌日に伸ばしたりしていませんか。スタイリング剤を使用したときは、必ずその日のうちに髪を洗い、しっかり落とすようにしましょう。

髪を洗わないまま寝てしまうと、雑菌が繁殖したり、毛穴が詰まる原因にもなります。

外出する直前に使用し、帰ってきたらすぐ落とす

なるべくスタイリング剤が付着している時間を短くするように心がけましょう。

頭皮につかないようにする

頭皮は髪を生み出す大切な場所です。ヘアアレンジのためなら、頭皮につける必要はありません。根元にはかからないように気を配りましょう。

必要最低限しか使わない

スタイリング剤は量が多ければ多いほど、髪や頭皮に悪影響です。髪をセットできる最低限の量で使用するようにしましょう。

スタイリング剤を使用したときのシャンプーの仕方

ブラッシングをする

まずはブラッシングをして、髪についている汚れを落とし、髪の毛の絡まりをほぐします。できれば専用のブラシを用意するといいでしょう。ブラシで頭皮や髪を傷つけないように注意してください。

お湯だけで頭を洗う

髪を濡(ぬ)らすだけでなく、さらに汚れや油を落とすため、お湯だけで予洗いを行います。指で頭皮をもみながら、髪の中までしっかり洗うようにしましょう。

シャンプーで洗う

必ずシャンプーは手のひらで受け、水を加えて泡立てます。原液では洗浄力が強すぎるため、頭皮を荒らす原因となるので、直接頭皮や髪にシャンプー液をかけないように気をつけてください。泡立てるのが苦手な人は、泡立てネットやシャンプー用の泡立て容器などを使用するといいでしょう。

指の腹でしっかり頭皮や髪をもみ、汚れを浮かせます。爪で傷をつけないように注意しましょう。きとんとスタイリング剤や皮脂が落ちていないなと感じたら、シャンプーを二回行ってもOKです。

ただし、洗浄力が強いシャンプーを使用しているときは、身体に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性がありますので、気をつけてください。

すすぎを行う

ほとんどの人のすすぎが足りていないのが現状です。泡が消えたからといって、すすぎを止めてはいませんか。泡がなくても、最低3分はすすぐようにしましょう。

まとめ

このように、スタイリング剤を使用するときは、髪や頭皮への負担を考えて行動するようにしましょう。せっかくヘアアレンジできても、髪のボリュームが心もとなかったらガッカリですよね。

いまではなく、将来のことも考え、髪や頭皮を労ってあげてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「健康管理」を通じて、「自分や家族の健康を守り、日常生活を楽しく穏やかに暮らす」ことをコンセプトに情報を発信していきます。

目次