「いつまでも若くみられたい」
「同級生の中で一番若くいたい」
「実年齢は夫より上だけど年下にみられたい」
このような願望を持っている人って多くいます。
若く見られるポイントは「目の印象」にあります。
目の下にたるみがあったりすると老けて見られてしまいがちです。
目の下のたるみは年齢問わず、きちんとケアしてあげることで徐々に改善されていきます。
今回は、目の下(目元)のたるみ改善方法についてご紹介します。
目の下にたるみができてしまう理由
そもそも目の下にできるたるみは、どのようにして起きるのか気になりますよね?
簡単に解説すると目の下にたるみができる仕組みは3つあります。
①眼球下部の脂肪の突出して起きる
②下まぶたの皮膚や筋肉が緩むで起きる
③頬の皮膚がたるむことで起きる
基本的には上記であげた3つのどれかが目の下で起きて、たるみとなってしまうのです。
目の下のたるみを改善する方法
目の下のたるみは、きちんとケアをしてあげることで改善することができます。
ダイエットと同じで即効性はありませんが、毎日継続することで少しずつ効果を実感することができます。
まずは、あなたが簡単に取り組めそうな改善方法を選んで始めてみましょう。
01.目元を温冷タオルで血液の循環を促す
むくみが原因で目の下にたるみが起きている場合は、目元を温冷タオルで交互に繰り返すことで改善する効果が期待できます。
まず、電子レンジで1分程度温めたタオルを瞼の上に乗せて温めます。
目元が温まることで血管が開き、さらにタオルの温かさでリラックス効果も得ることができます。
次に冷たいタオルを瞼の上に乗せて冷やしましょう。
今度は目元を冷やすことで血管が縮まります。
この温冷動作を20秒~30秒ずつ交互に行うことで、血管の収縮機能が促進されて目元に溜まった老廃物を早く除去することが可能です。
注意点としては、むくみが原因で起きた目のたるみには効果がありますが、加齢によるたるみには効果が期待できませんが、眼精疲労の解消にはなるので試してみてください。
02.ツボ押しマッサージ
ツボ押しマッサージをすることで、目の下のたるみを改善させることができます。
やり方も簡単なのですぐに実践することが可能です。
救後(きゅうご)のツボ押し
出典:ピュアラバリ
【ツボの場所】
救後は目尻の斜め下にある骨のくぼみにあります。
【ツボの押し方】
人指指の腹をツボの上に横向きに当てて、目尻に向い軽く左右に小さく動かします。
承泣(しょうきゅう)のツボ押し
出典:サワイ健康推進課
【ツボの場所】
承泣は目の下にある骨のすぐ上にあります。
【ツボの押し方】
人さし指で強くこすらないようにして押すようにします。
03.目元のマッサージ
目元のマッサージは、加齢によって気になり始めた目のたるみに効果です。
- ギリギリまで目を細める。
- その状態のまま、眉毛を上げて10秒間キープします。
- 10秒間キープしたら、ゆっくりともとの状態へ戻します。
- 次に両手でピースサインを作り、目頭に中指、目尻に人差し指をあてます。
- この状態で黒目をできるだけ上に上げて10秒間キープします。
- 10秒間キープしたらもとの状態へ戻します。
04.眼輪筋を鍛えるトレーニング
目の周囲にある「眼輪筋(がんりんきん)」を鍛えることで、重い皮膚を支える力を取り戻し、目の下のたるみを改善することができます。
筋肉は年齢に関係なく鍛えることができるので、すぐに取り組んでみるといいでしょう。
- 両手の人差し指で目尻を軽く外側へ引っ張り、5秒間、目を閉じます。
- そのあと、目尻は引っ張ったまま、ゆっくりと目を開け、もとの状態へ戻します。
- 人差し指で目尻の上を押さえ、軽く外上方向に引っ張り5秒間、目を閉じます。
- 5秒間経ったら、もとの状態へ戻します。
- 次に人差し指で目尻の下を押さえ、軽く外下方向に引っ張り5秒間、目を閉じます。
- 5秒間経ったら、もとの状態へ戻します。
- ここまでの動作を5回繰り返します。
05.表情筋を鍛えるトレーニング
表情筋は、その名の通り表情を作るときに使う筋肉です。
この表情筋を鍛えることで顔全体が引き締まり、目のたるみ改善にも繋がります。
- 目を閉じて、口先をとがらせます。
- 鼻先に向けて顔のパーツ全てを寄せて5秒間キープします。
- そして寄せた顔のパーツ全てを開放するよう開き、その状態で5秒間キープします。
- 次に目を閉じて、眉と目を眉間に寄せて5秒間キープします。
- そして眉と閉じた目を上に寄せて5秒間キープします。
- 今度は口を大きく開けて、ゆっくりと「あいうえお」の形を作ります。
- 次に頬を上げ口を横に大きく開けて5秒間キープします。
- そして口を縦に大きく開けて5秒間キープします。
- 今度は口を思いっきり膨らませて5秒間キープします。
- 次に口をすぼめて5秒間キープします。
- そして微笑むように口を横に広げて5秒間キープします。
- 最後に顎を横にずらして左右ともに5秒間キープします。
- ここまでの動作を3回繰り返します。
06.頬のたるみを解消する
頬がたるむことで、目の下のたるみが目立つようになってしまいます。
頬のたるみを解消することで、目の下のたるみ予防に繋がります。
- 顔を下に向けて両手の人差し指と中指で顎から耳の下に向かってさすります。
- この動作を10回繰り返します。
- 顔の向きを正面にして両手の親指を顎の下にあて、顎から耳の下までさすります。
- そのまま人差し指と中指で耳の下を押して5秒間キープします。
- この動作を3回繰り返します。
- 手のひらを首にあて、首から鎖骨に向かって左右交互に10回さすります。
07.その日に起きたむくみはすぐに解消する
立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事をしている人や、暴飲暴食やアルコールの飲み過ぎなどの不摂生な生活をすると、むくみが生じやすくなります。
むくみを繰り返し起こしていると皮膚が伸びて、たるみを引き起こす原因となるのです。
その日に起きたむくみは、その日のうちに解消するようにするだけで、皮膚が伸びるのを予防し、たるみ防止へと繋がります。
目の下のたるみを予防する目元のケアを心がける
目の下にたるみができる前に、予防対策をすることも大切です。
普段何もしなければ年齢とともに、たるみも自然とでるようになってきます。
前もって予防対策をすることで、たるみを防いだり、遅らせることが可能です。
しかめっ面をしない
よく、しかめっ面をしてしまう癖がある人は要注意です。
しかめっ面をすると眉間にはハッキリとしたシワと、目の下にはたるみがあらわれます。
日頃からイライラしたり、怒りっぽい人ほど無意識にしかめっ面をしてしまう癖がつき、シワやたるみを引き起こしてしまう要因になります。
シワやたるみができる前に、しかめっ面をする癖を直すようにしましょう。
洗顔を丁寧におこなう
化粧品には油分が含まれている成分が多く存在します。
目の下にたるみができる原因のひとつに、「イソパラフィン」という艶出し成分の染み込みがあげられます。
イソパラフィンが目の下の皮膚に染み込んでしまうと、その重さでたるみが起きることがあります。
化粧した日は、正しい洗顔方法でしっかりと化粧を落とすようにしましょう。
規則正しい食生活を心がける
規則正しい食生活も予防効果に最適です。
「ビタミンA」には皮膚の新陳代謝を活性化して、肌荒れや老化を防いでくれる効果があります。
また、「ビタミンB」「ビタミンC」にも、肌の状態をキープして老化防止の働きに期待ができます。
質の高い睡眠をしっかりととる
睡眠の質が高く、十分に睡眠をとることでたるみを予防したり改善することができます。
とくに細胞組織が活発になる22時~2時の間に睡眠をしっかりとることで、皮膚のターンオーバーが行われやすくなります。
なるべく、規則正しく睡眠時間を確保するようにしましょう。
紫外線を避ける
紫外線を浴びることで、皮膚のより深いところまで侵入して、肌の弾力低下に繋がります。
その結果、目の皮膚の弾力性が弱くなり、たるみが起きやすくなるのです。
外出時はなるべく、サングラスや日傘、日焼止めクリームなどを使用して紫外線予防をするようにしましょう。
強い刺激を与えすぎない
目をこすったり、眼精疲労で目のまわりを強くマッサージしてしまう人がいますが、それもたるみの原因となります。
肌細胞にはコラーゲンが含まれおり、肌のハリなどを与えてくれる重要なものです。
しかしコラーゲンにもデメリットがあり、強い刺激を受けると壊れてしまう性質があります。
目をこすったり、強くマッサージをしてしまうとコラーゲンを壊し減らしてしまうことになるので注意しましょう。
肌のコラーゲンを増やす
肌のハリを作っているコラーゲンを増やすことも、目の下のたるみ予防になります。
コラーゲンの原料はタンパク質のアミノ酸です。
とくに「プロリン」と「リジン」というアミノ酸がコラーゲンの生成に良いとされています。
豚肉や大豆製品、乳製品をとってアミノ酸を摂取するよう心がけましょう。
目の下のたるみを改善させる化粧成分を使用する
化粧品の中には、抗酸化化粧品と呼ばれるものがあります。
抗酸化化粧品はそのなの通り、老化を促進させる活性酸素を抑制してくれる働きがある化粧品です。
目の下のたるみの予防や改善にも抗酸化化粧品は有効です。
代表的な抗酸化成分は以下となります。
- ビタミンC誘導体
- ナイアシン(ビタミンB3)
- カテキン
- リコピン
- アントシアニン
- レスベラトロール
- アスタキサンチン
- 油溶性甘草エキス(グラブリジン)
- オウゴンエキス(漢方薬)
このような成分が含まれる抗酸化化粧品を使用することで、たるみ予防に繋がります。
美容クリニックで治療する
目の下のたるみの膨らみによっては、セルフケアだけで改善することが難しい場合があります。
どうしてもたるみが気になる人は、美容クリニックで治療してもらうことで解消することが可能です。
代表的な治療方法は以下となります。
- 経結膜脱脂法
- 経結膜的眼窩脂肪移動術
- ヒアルロン酸注入
- オートファイバー法
治療方法や技術など日々進化しており、美容クリニックによって治療方法がさまざまです。
美容クリニックで治療するときは、美容クリニックのサイトをチェックしたり、事前にクリニックで相談したりするようにしましょう。
まとめ
目の下のたるみ改善は、意外とセルフケアでできることがたくさんあります。
全ての改善方法を実行するのもいいですが、一番大切なのは継続することです。
まずは、あなたの生活習慣に取り入れられそうなセルフケアを選んで継続して行うことから始めてみましょう。
この記事を読んで、少しでも目の下のたるみ改善にお役に立てたら幸いです。
