関節リウマチの患者数は約70万~100万ともいわれるほど、多くの人が関節リウマチと闘いながら生活をしています。
一昔前であれば一生痛みと付き合わなければいけないと言われていたリウマチですが、医学の発展とともに治療法も飛躍的に進歩してきています。
今回は、関節リウマチの治療方法と予防対策についてご紹介します。
関節リウマチの症状とは?
まずは、リウマチ症状について簡単に説明しておきますね。
関節リウマチは、ウイルスや細菌によって感染していないのにも関わらず、関節部分が炎症してしまう病気のことを指します。炎症が長く続いてしまうと関節が変形したり、動かなくなってしまう危険性があります。
関節リウマチの初期症状
関節リウマチの初期症状として一番多いのが、朝起きたときに感じる関節のこわばりです。
特に手や指の小さな関節から現れやすく、こわばって動かしにくい状態になります。この状態が1~2時間程度続く場合は関節リウマチの可能性もあるので注意が必要です。
逆に、すぐに動かせるようであれば、あまり心配する必要はないそうです。
進行が進む前に初期症状を感じたら早めにリウマチ専門医で検査をしてもらい、関節リウマチがどうか診断してもらいましょう。
リウマチ治療は完治ではなく寛解を目標にする
残念ながら一度リウマチになってしまうと完治させることが非常に難しい病気とされています。
適切な治療を行うことで関節リウマチの進行を止めることができれば、痛みなどの症状が解消し関節障害などの進行も止めることができます。この進行が止まることを寛解(かんかい)といいます。
現在では関節リウマチに対する治療が大きく進歩しています。新薬も開発されて寛解させることを目指し、さらにその寛解状態をずっと維持させることもできる時代になってきました。
関節リウマチを寛解させる最大のポイントは「早期発見」「早期治療」が重要です。
出典:リウマチe-ネット
少しでも初期症状のような異変に気付いたらリウマチ専門医に相談するようにしましょう。
薬によるリウマチ治療法
以前までは、関節リウマチに対する薬は、「鎮痛剤」「ステロイド」「抗リウマチ薬」の中でも効き目があまり感じられないものしかありませんでした。
しかし、関節リウマチの薬は年々進化を遂げて、21世紀に入った頃から新たな新薬の使用が可能になり始めた結果、飛躍的に治療効果が高まってきています。
現在では、痛みの元である炎症に直接効果が出る薬を使用することが可能です。
抗リウマチ薬
8割以上の関節リウマチの患者に使用するのが「抗リウマチ薬」です。
抗リウマチ薬には、過剰な免疫の働きを抑制することで、自己免疫による炎症を抑える効果があります。抗リウマチ薬で最も使われる薬が「メトトレキサート」と呼ばれるものです。
メトトレキサートの特長は、治療効果が高く、長期間にわたって安定した効力を発揮します。また、副作用も少なく薬代も比較的安い点も魅力的なメリットといえます。
メトトレキサートの効いてくる期間
メトトレキサートを飲み始めて約1ヶ月~2ヶ月くらい経過すると、炎症による腫れや痛みが軽くなる人が多いようです。それでも効果が不十分であっても服用量を増加させたり、他の薬と併用することもできます。
いずれにしても、長期的に使用し続ける薬なので、関節リウマチの治療薬には欠かせない存在的ものになっています。
その他の抗リウマチ薬
妊娠中などでメトトレキサートが使えない時や、メトトレキサートだけでは効果が不十分だったときに、その他の抗リウマチ薬を使用することがあります。
主に使用される薬は下記となります。
- ブシラミン
- サラゾスルファピリジン
- タクロリムス
- ミゾリビン
- イグラチモド
- レフルノミド
生物学的製剤
抗リウマチ薬の効果が不十分だった場合に検討されるのが「生物学的製剤」です。
生物学的製剤は、バイオテクノロジーの進化で作られた新たな特効薬となっており、関節の破壊を止めてくれる高い効果が期待できる薬になります。
- 高い免疫抑制作用がある
- 関節破壊を防ぐ効果が高い
- 寛解が長く続く状態に改善する可能性がある
- 高い免疫抑制がある反面、感染症に気をつける必要がある
- 生物学的製剤はすべて注射薬になる
- 薬の値段が高い
ステロイド
関節リウマチの症状がとても強いときに使用されるのが「ステロイド」と呼ばれる薬です。
抗リウマチ薬と併用して使うこともあります。
- 炎症を止める効果が高い
- 即効性がある
- 妊娠中でも使用できる
- 長期的に使用すると副作用が出る
- 骨粗しょう症や血糖値の上昇なのど副作用が出ることがある
手術によるリウマチ治療法
薬物療法で関節障害を防ぐことができなかった場合、手術療法にすることがあります。
とくに関節の変形や破壊が進んでいる場合は、薬ではなく手術で機能回復を試みることを提案されます。
手術を受けることで「関節が動きやすくなる」「痛みが和らぐ」「見た目がよくなる」などのメリットがあげられます。手術を受けるべきかは医師としっかり相談をして決断するようにしましょう。
手術を受ける前の流れ
手術をするにはきちんと検査や確認をして、総合的な観点から判断することが多いです。
だいたいのところは以下のようなステップで確認をしていきます。
関節状態の確認
手術以外に改善するの難しいのか、手術することでどの程度まで回復するか確認をします。
手術内容の確認
関節部位や症状状態によって、手術の仕方が変わってくるので、どの方法で行うのがベストが確認します。
全身の検査
手術は大小関係なく体に負担が掛かるものです。
現在の健康状態をきちんと検査して手術に耐えられるか判断をします。
手術後はリハビリ指導をしっかりと受ける
関節リウマチの手術をしたからといって、すぐに以前のような動作ができるわけではありません。
手術後は傷口の回復具合を見ながら、リハビリを進めていって機能回復をはかります。
手術後の回復は徐々になっていくもので、通常の生活が送れるようになるには数ヶ月要することもあります。
焦ると逆効果になる恐れもあるので、病院で指導を受けたリハビリを計画通りきちんと行うことで、動きが良くなってくるので焦らず続けるよう心がけることが大切です。
リウマチの治療費について
関節リウマチの病気は、長期的な治療を伴うため薬代などのお金の負担についても考える必要があります。
一番掛かる費用といえば、薬代です。薬の種類によっては月に数万円の自己負担になることもあるそうです。
また、症状が軽くなってくれば治療費用の負担も軽減されていきます。
まずは、病院で病状がわかったあと、薬の選択をする場合、医師に経済状況を伝えた上で適切な薬を処方してもらうようにしましょう。
確定申告で医療費控除を申告して治療費の負担を軽くする
医療費控除は、病気やケガなどで病院で入院や通院したときに、治療にかかった費用などを申告したら税金の一部が戻ってくる制度です。
保険適用の範囲で受けた治療費の他に、通院するときに利用した交通費なども含めることができます。
医療費控除の対象金額は、あなたと家族を合わせた医療費が合計10万円を超えた部分が対象となり、上限は200万円までとなっています。提出には領収書やレシートも必要なので必ず保管しておきましょう。
詳しい内容については、あなたの住んでいる対象の税務署に電話または窓口に行くと丁寧に教えてくれます。
高額療養費制度の利用で治療費の負担を軽くする
手術や入院費用が、年齢や所得によって定められた自己負担額の上限を超えた場合、加入している健康保険組合や市役所の担当窓口で申請することで、超過分の医療費払い戻しを受けることができます。
このあたりも健康保険組合や市役所の担当窓口で、予め詳しく聞いておくといいでしょう。
普段の生活内でもできるリウマチの進行予防
普段の生活内でも関節リウマチを予防対策する方法があります。免疫の働きを補うためにも、生活内でも健康的な生活を送ることも大切です。
関節リウマチになってしまっている人でも、薬療法をあわせることで進行を止める効果が向上するのに期待できます。また、治療の回数が減ると治療費を減っていくので、積極的に予防法を取り入れることをオススメします。
【予防法①】十分な睡眠をとる
関節リウマチの予防として体調を維持するためにも、十分な睡眠が必要です。
8時間の睡眠が理想ですし、とくに睡眠のリズムを整えることが大切となります。
睡眠のリズムを整えるには、早起きをすることがポイントです。朝のこわばりがあっても、落ち着いて行動することもできます。
【予防法②】バランスの良い美味しい食事をとる
食事量と栄養バランスのいい食事をすることで、健康的な体作りと体重コントロールができます。
特に、新鮮な野菜や根菜、ヨーグルトにフルーツや鮮度に魚介類などをとるように心がけるといいそうです。また、美味しい食べ物を食べることで、気持ちもリラックス状態になりやすいです。
【予防法③】ストレスを解消する
家族や人間関係、仕事などのストレス、働き過ぎや頑張り過ぎることも関節リウマチを発症または悪化させてしまうこともあります。
カラオケや温泉旅行など趣味を満喫することでストレスを発散するといいでしょう。
【予防法④】口腔内を清潔にする
腸内の細菌が関節リウマチの発症原因に関係するとの説もあるので、朝昼晩の食後は必ず歯磨きをして口の中を清潔にするようにしましょう。
また、胃のピロリ菌も検査をしておくといいでしょう、もし陽性場合はきちんと除菌するようにしてください。
【予防法⑤】禁煙をする
喫煙者は必ず禁煙するようにしてください。
喫煙は関節リウマチを発症させやすくするリスクがあると言われています。また、治療中でも喫煙しているだけで治療効果が発揮しにくいことがあります。
喫煙者と非喫煙者で比較すると非喫煙者のほうが寛解の達成率が高いというデータもあります。
さらに肺などの病気になってしまうと合併症のためにリウマチ治療ができないこともあるので、禁煙するのが一番いい予防策といえるでしょう。
【予防法⑥】疲れすぎないよう活動をする
関節リウマチの症状が落ち着いている人は、積極的に運動をするようにしましょう、
運動をすることでリハビリにもなりますし、体重のコントロールもしやすくなるメリットがあります。
ただし、疲れすぎるくらい運動をしてしまうと逆効果なので、こまめに休憩を挟んで活動と休息のバランスを上手にとるようにしましょう。
【予防法⑦】温浴・冷浴で症状を和らげる
関節リウマチの患部を温めたり冷やしたりすることで、症状を軽くすることができます。
この方法は医療機関でも行われているリハビリ方法のひとつです。
患部が腫れあがり熱をもっている場合
患部が腫れて熱をもっているときは、冷浴で冷やしてあげるのが原則となっています。
患部の症状が軽く腫れもひどくない場合
症状や腫れがひどくなければ、温浴で温めるといいでしょう。
関節リウマチの場合、関節周辺の筋肉がこわばり、血液の流れが悪くなるのも痛みを強めてしまう原因になります。
温浴で温めることで、血液の流れがよくなり症状が和らぐことが多いそうです。
一番効果が実感しやすいのが、血液の巡りを良くしてくれる温浴だといえるかもしれません。
10人中9人が満足!新商品リウマチ専用の薬用入浴剤で辛いリウマチをケア!
リウマチの痛みを緩和するには、温泉に浸かって効能を体全体に巡らせると、より効果を実感しやすいと思います。
温泉までとはいかなくても、市販の薬用入浴剤を使用してケアしている人も多いかもしれません。しかし、市販の薬用入浴剤には効能が含まれて価格が高い割には、リウマチを対象とする薬用入浴剤は存在していませんでした。
ですが遂に通販限定で「リウマチ」専用の薬用入浴剤が発売されました。それが新商品「kankai」という薬用入浴剤です。
出典:kankai
発売開始から健康関連のメディアに多く取り上げられているほど注目を集めています。
出典:kankai
kankaiは主に下記のような特長があります。
生薬100%の和漢を使用
2000種類の生薬から5種類の生薬を厳選しパックに詰め込んだ生薬100%を利用しています。
38度~40度程度の湯船にしっかり浸すことで、体中に生薬が行き渡り、体の芯から温めてくれます。また、1つのパックで2日間使用することができます。
ダメージ成分が含まれていないので安心
kankaiには、体に悪いと考えられるダメージ成分を一切使用していないのも大きな特長です。
「石油系界面活性剤」「紫外線吸収剤」「シリコン」「アルコール」は含まれていません。
リウマチの寛解までの長さを考えて、長期間使っても肌や体に悪影響を及ぼさないよう無添加にこだわった入浴剤になっています。
初回代金の全額返金制度があるから安心
kankaiを使用しても、いまいち効果を感じない場合には、全額返金保証が付いています。
定期コースのみの対象となりますが、満足いかなかった場合、フリーダイヤルへ返金依頼をして、空き袋を返送すると、初回1回分の代金が返金されます。
返金手続きなどの手間が嫌だという人は、1回限りの通常コースもあるので、まずはそちらで試して見るといいでしょう。
- 生薬100%の力で朝から曲げ伸ばしの調子が良くなる
- 朝まで痛みを感じることなく質のいい睡眠がとれる
- 家族に頼らず自分で出来る範囲が広がって気持ちが楽になる
- 料理を作るのが辛いという感情が、楽しいという気持ちへと変わる
- 温泉療養が自宅で簡単できるから家計の負担が軽くなる
- 病院への行く回数が減り、通院のストレスから解放される
- 仕事を人に任せることがなくなり、迷惑をかけているという感情から解放される
- 孫や子供と手を繋いで楽しく散歩やお出かけができる
まとめ
今では関節リウマチは一生痛みとともに生活しなくても、新薬の開発などによってきちんと治療を行うことで、痛みを解消することまでできるような時代になりました。
関節リウマチは早期発見、早期治療することで回復も早まります。
ちょっとでも違和感を感じたらすぐにリウマチ専門の病院へ行くようにしましょう。
この記事を読んで、少しでも関節リウマチへの不安や回復へのお役に立てたら幸いです。
