秋の旬食材である「柿」には、風邪予防や美肌などの効果がある栄養成分が豊富に含まれています。
この記事では、柿の栄養価と効能について紹介していきます。
目次
柿の栄養成分
柿には、次の栄養成分と含有量があります。
柿の栄養成分(100g当たり)
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 60kcal |
タンパク質 | 0.4g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 15.9g |
βカロテン | 420μg |
ビタミンA | 35mg |
ビタミンC | 70mg |
カリウム | 170mg |
マンガン | 0.5mg |
柿の効能と働き
柿は、渋みの元である「タンニン」が水溶性のままだと渋柿、不溶性に変化すると甘柿になります。
柿には、アルコール分解酵素が含まれており、「ビタミンC」や「カリウム」と連携することで、二日酔いに効果的です。
また、「βカロテン」とビタミンCが豊富に含まれているので、体の抵抗力を高めて粘膜が強くなるため、風邪を予防する働きもあります。
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柿には美肌効果もある
柿に含まれているビタミンCは、柿1個で1日分のビタミンCを補えるほど、豊富に含まれています。
そして、抗酸化作用で老化を防ぐβカロテンとの相乗効果で、美肌効果を得ることができるのです。
柿のオレンジ色素には抗がん作用がある
柿のオレンジ色素は、カロテノイドの一種である「βクリプトサンチン」によるものです。
このβクリプトサンチンには、強い抗がん作用があります。
また、クルミと一緒に食べることで、クルミに含まれている「脂質」がβクリプトサンチンの吸収率を高めてくれます。
柿の葉にも栄養がたくさん含まれている
柿の葉には、レモンの約20倍ものビタミンCが含まれています。
また、ビタミンAやカリウム、クロロフィルといった栄養成分が、高血圧予防に効果的です。
柿の葉の栄養を摂るには、「柿の葉茶」が最適です。
柿の旬と選び方
柿の旬は、9月~11月となります。
選び方のポイント
- 重みがあって、ハリとツヤがある
- 赤みがあり形がいいもの
- ヘタと実の隙間が少ない
- ヘタの形がキレイなもの