駐車場が日本全国ありますが、以外と探しにくいケースがあるかと思います。
ここではコインパーキングの使い方や月極駐車場を探し方などについて紹介していきます。
コインパーキングにある最大料金とは
街角や駅前で見かけるコインパーキングを利用された方は多いと思います。
コインパーキングの利用料金は「30分毎100円」、「1時間毎200円」など、一定時間単位の料金が表示されています。また、「最初の60分まで500円、それ以降30分毎200円」と利用時間に応じて料金が加算されていきます。
そして、コインパーキングには「最大料金」という表示もされています。
「1日最大料金800円」などという表示を目にされた事もあるでしょう。
こうした最大料金が設定表示してあるコインパーキングでは、料金が最大料金に達した時点で(最大料金800円のコインパーキングでは、800円になった時点)で料金の加算が停止し、以降は各コインパーキングが個別に設定した制限時間までは料金が加算されず、長時間利用したい方にお得な料金体系です。
ただし、最大料金の設定があっても利用には注意が必要です。
コインパーキング利用開始から12時間毎、24時間毎などに最大料金が設定されている場合には、利用開始から出庫が翌日にまたがったとしても制限時間以内は最大料金で利用できます。
これに対し、最大料金の切り替え設定があるコインパーキングには要注意です。
利用当日の深夜24時、25時などに最大料金の適用時刻になり、以降は料金加算が2日分として加算・切り替わる設定になっています。
うっかり翌日に出庫しようとしたら、最大料金プラス利用した時間分の料金も加算されますから、各コインパーキングの料金表示に注意しましょう。
また、土日祝日は最大料金が適用されないコインパーキングや最大料金が異なる曜日・時間帯もあります。
コインパーキングの支払い方法
コインパーキングの支払い方法は現金だけとは限りません。
クレジットカードもコインパーキングの支払い方法として使う事ができます。
クレジットカード利用可能なコインパーキングやそこで使えるクレジットカードの種類(カード会社)は事前に調べたり、入庫する際に確認しておきましょう。
電子マネーでのコインパーキングの支払いも可能です。
交通系ICカード(Suica、PASMO)や「waon」、「nanako」など流通系の電子マネー(ICカード)も使えます。
どの電子マネーが使えるか、やはり入庫する際に確認が必要です。
コインパーキング大手の「タイムズ」ではサイトで利用可能な電子マネーを周知しています。
コインパーキング(時間貸駐車場)の使い方
24時間利用できる便利なコインパーキングには大きく分けて二つのタイプがあります。
入出庫時にゲートが設けられた「ゲート式」と駐車スペースにロック板が設置され、空いている駐車スペースに車を止めるとロック板が上がって車を動かせない状態になる「ロック式」の二つです。
ゲート式とロック式のコインパーキングの特徴
ゲート式のコインパーキングはショッピングモールなど比較的大規模な敷地に設置されている事が多く、逆にロック式は数台から数十台程度の小規模なスペースに設置されている事が多いのが特徴です。
ロック式とゲート式のコインパーキングの使い方について、それぞれご説明します。
ロック式の使い方は以下の手順です。
- 空いているスペースに車を停める
- ロック板をタイヤがしっかりと乗り越えている事を確認して駐車する
この時、ロック板を必ず乗り超えて駐車して下さい。タイヤでロック板を踏んだ状態では使えません。ロック板は正しい状態で乗り越えれば、数十秒から数分でせり上がってきます。 - 出庫前に精算機で支払いを済ませる
自分の停めたスペースの番号を間違えないよう注意しましょう。
精算機で番号の入力を間違えると、自分の車が出庫できないだけでなく、間違えて入力した番号(駐車スペース)の車の持ち主にも迷惑がかかります。(余分な料金が発生する) - ロック板が下がっている事を確認した後、車を出す
ゲート式は商業施設など広いスペースでよく見られる方式で、その使い方は以下の手順です。
- 入り口ゲートで駐車券を受け取る
- 空いているスペースに車を停める
- 車を精算機のある出口まで移動する
- 駐車券で料金を精算する
- ゲートバーが上がった事を確認してから車を出す
商業施設などにあるゲート式コインパーキングでは、事前精算機が設置されているケースもあります。
この事前精算機を利用すれば出口ゲートで小銭を探して渋滞を引き起こす事もありません。
ショッピングモールのコインパーキングでは、一定金額以上の買い物につき1時間無料で駐車できるなどの割り引きサービスもあります。
路上にあるコインパーキングの使い方
都市部などで見かけるパーキングメーターもコインパーキングのひとつと考えてよいでしょう。
パーキングメーターは、「時間制限駐車区間」という“短時間駐車が認められた区間”に設置され、駐車枠内に駐車された車を感知して、駐車時間を自動で計測と料金の徴収をする機械です。
使い方は以下の手順です。
- 駐車可能な時間帯である事を確認する
- 指定された枠内に車を停める
- パーキングメーターへ規定の手数料を投入する
料金は前払いであることが、コインパーキングとの大きな違いです。
注意したいのは、パーキングメーターは短時間の駐車のみ可能で、駐車時間をオーバーすると駐車違反となるケースもある事です。
また、駐車可能な時間帯にも注意して下さい。
パーキングメーターは、コインパーキングと違って短時間(60分以内)の利用に便利です。
月極駐車場の探し方
自動車には駐車場が必須ですが、月極駐車場の探し方にはどんな方法があるのでしょうか。
いくつかあげてみましょう。
自宅近隣を歩いて探す
駐車場へは自宅から歩いて行ける距離が一番です。
そこで、自宅近隣を歩いて月極駐車場の空きがないか自分自身の足と目で調べて見ましょう。
個人で運営している月極駐車場は、広告を出さなかったり小さな月極駐車場はネット検索にもヒットしなかったりします。
そうした小さな月極駐車場を自分の目で直接確かめられます。
ただし、デメリットとしていかに近所とはいえ、自分の足で探すには限界がある事、駐車場経営者との交渉を自分で行う必要があります。
不動産業者へ行く
街の不動産屋さんは、アパートなど賃貸住宅だけを扱っている訳ではありません。
月極駐車場も不動産業者が取り扱う物件なのです。
もし、賃貸住宅に住んでいるなら、その住宅を仲介してくれた不動産業者に自宅近くの月極駐車場も紹介してもらうのも簡単なひとつの方法です。
また、不動産業者もひとつの業者だけでなく、いくつかの業者を回って駐車場に関する情報を収集・比較しましょう。
業者間のネットワークや不動産専用検索システムを導入している業者もありますから、公表されていない駐車場が見つかるかも知れません。
月極駐車場は検索サイトでも探せる
最近では月極駐車場が探せる検索サイトもあります。
代表的なサイトは次の通りです。
- 日本駐車場検索
- アットホーム
- HOME'S
- カーパーキング
これらのサイトから地域検索などで、近所にある空きの月極駐車場を簡単に探すことができます。
とくにカーパーキングでは、「駐車場探しおまかせサービス」を提供。
専門スタッフが希望条件に近い駐車場を調査して提案してくれます。
無料で利用できるので、自分で条件に合った駐車場が見つけられなかったり、忙しくで探す時間がない人にオススメです。
駐車場代の勘定科目について
自営業の人などは、移動で駐車場を利用したり社用車専用の月極駐車場を利用している人もいることでしょう。
仕事目的に場合に利用した駐車場代金は経費扱いにすることが可能です。
利用した駐車場によって勘定項目が変わるので注意しましょう。
コインパーキングを利用した駐車場代は「旅費交通費」、月極駐車場代は「地代家賃」として処理するのが一般的です。
もし悩むようであれば、利用している経費ソフトのサービスとして、無料相談サービスなど付帯されていることがあるので利用してみるといいでしょう。
駐車場に必要な寸法とは
駐車場探しで重要なポイントは自宅からの距離はもちろんですが、駐車場の寸法(サイズ)も大切なポイントです。
家族向けとして人気のワゴンタイプやSUVなど車高(全高)の高い自動車は、1800mmを超えるものもあります。
例えば平均値で各自動車の寸法を表記すると次の通りです。
タイプ | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 3,400mm | 1,480mm | 1,700mm |
普通自動車(小型) | 4,500mm | 1,680mm | 1,500mm |
普通自動車(中型) | 4,800mm | 1,700mm | 2,000mm |
普通自動車(大型) | 5,100mm | 1,880mm | 1,500mm |
ワンボックス(5ナンバー) | 4,695mm | 1,695mm | 1,865mm |
ワンボックス(3ナンバー) | 4,800mm | 1,700mm | 2,000mm |
一部の立体駐車場ではこうした車高の高い自動車は停められません。
また、車幅(全幅)の広い自動車も要注意です。
車幅が広いと最低回転半径が大きくなりがちで、駐車場への出入りにストレスとなります。
個人経営の月極駐車場では「大型車お断り」というケースもあります。
駐車場を探す際には、自分の自動車の寸法(全長・全幅・全高)を把握しておきましょう。
駐車場やパーキング探しに便利な検索サイト
駐車場やパーキングエリアを探すなら、検索サイトを使用すると簡単に探す出すことができます。
代表的な検索サイトとして下記のサービスがあります。
- NAVITIME駐車場検索/予約
- タイムズ駐車場検索
- パーキングナビ
NAVITIME駐車場検索/予約の特徴
NAVITIMEは、ドライブアプリの老舗的なサービスでキメ細やかな便利機能を多数備えています。
まずNAVITIMEのカーナビアプリには、周辺の駐車場を検索する機能があります。
さらにある程度の駐車場アイコンには「満車」または「空車」が一目でわかるようになっているので、実際にいっても停められずまた探すという二度手間を防ぐことが可能です。
また公式サイトには、駐車場検索や予約が可能となっています。
あらかじめ、目的地が決まっている場合は事前に駐車場を検索することも可能です。
一般的な時間貸し駐車場の検索はもちろんのこと、予約できる駐車場も検索できるので確実に停めたい場合は予約駐車場を選択するといいかもしれません。
タイムズ駐車場検索の特徴
タイムズ駐車場検索は、タイムズ24株式会社が運営しているタイムズ駐車場に特化した検索サイトです。
タイムズの駐車場は全国の駐車場をネットワークで一元管理することで24時間365日安心して使える駐車場となります。
タイムズ駐車場検索は、全国にあるタイムズ駐車場を見つけることが可能です。
詳細ページでは、料金シミュレーションができたり、支払い方法や料金などといった基本情報もしっかりと記載されています。
またアプリを利用することで、現在地近くのタイムズ駐車場を探し出す機能や、空車情報までも表示されるのでさらに便利です。
パーキングナビの特徴
パーキングナビは、「月極駐車場」「時間賃駐車場」を検索して探せる検索サイトです。
検索方法は次の通りです。
- エリアでさがす
- 駐車場の種類で探す
- 駅名から探す
- フリーワードで探す
- こだわりを選ぶ
これらの種類から検索できます。
検索結果には、選択したエリア周辺の地図と、利用可能な駐車場一覧が表示。
営業時間や時間料金、最大料金などの情報がわかりやすく表示されます。
月極駐車場検索も基本的な操作は、時間賃駐車場と同じです。
検索結果には、駐車場賃料や車両制限、施設情報などが掲載されています。
現在地近くの駐車場を探す方法
出かけ先で急に駐車場に停める用事ができたときに、目視で駐車場を探すのは大変です。
そんなときは、Google検索で「駐車場」と検索すると、周辺にある駐車場の候補が表示されます。
検索するときは、位置情報設定がオンになっていないと正しい情報が表示されないので注意してください。
またあらかじめスマホなどに「NAVITIME」などといったドライブアプリを入れておくのもいいでしょう。
ドライブアプリも位置情報がオンになっていれば、周辺の駐車場や空き状況までわかるものがあるのでオススメです。
基本的な機能のみであればほとんど無料で利用できるので、いろいろ試して自分にあったアプリを見つけるといいでしょう。
駐車場の予約サービスとは
月極駐車場の探し方のひとつとして、「ネット検索」をあげましたが、駐車場予約サービスはその進化系です。
「EPARK駐車場」や「トメレタ(tomereta)」などがあります。
いづれも、住所や車種(自動車・バイク・大きさ)を入力するだけで目的に適った駐車場の空き状況が検索できて、さらに予約まで可能です。
月極駐車場だけでなくコインパーキングも検索可能で、スマホからでも利用できます。
まとめ
駐車場の探し方を紹介しましたが、検索サイトやアプリなどさまざまな検索方法があります。
それぞれ特色が異なるで、まずは利用して一番使いやすいものを探してみましょう。