玉ねぎには、血液をサラサラにしたり、心身の緊張をほぐしたりと優れた効能を持っています。
この記事では、玉ねぎに含まれている成分や効能についてご紹介します。
また効能を高めるためのコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
中性脂肪値400が108まで
下がったトクホドリンク↓
玉ねぎに含まれている栄養成分
玉ねぎ(約100g)には次の栄養成分が含まれています。
エネルギー | 37kcal |
---|---|
タンパク質 | 1.0g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 8.8g |
カリウム | 150mg |
リン | 33mg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.16mg |
ビタミンC | 8mg |
葉酸 | 16μg |
食物繊維 | 1.6g |
玉ねぎの効能
玉ねぎに含まれている成分の中には、血液をサラサラにしたりコレステロール値を下げる効能があります。
- ケルセチン
- 硫化アリル
血液をサラサラにするケルセチン
玉ねぎの薄皮に多く含まれている「ケルセチン」。
ケルセチンには、ポルフェノールが含まれており、強い抗酸化作用を持っています。
この成分によって、心身の緊張を和らげたり、血液をサラサラにする効果があるのです。
そのため血栓症や動脈硬化の予防になります。
悪玉コレステロールを減らす硫化アリル
玉ねぎを切ったときに出る辛み成分とニオイのもとが「硫化アリル」です。
硫化アリルはには、善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす効果があります。そのため、動脈硬化の予防になるのです。
また新陳代謝を活発にしてくれるので、免疫力を高める働きもあります。
さらに疲労回復作用があるビタミンB1の吸収率を高めるので、ビタミンB1を多く含む食べ物と一緒に食べるといいでしょう。
玉ねぎの効能を高める食材
玉ねぎの効能を高めてくれる食材があります。
納豆と食べて血液サラサラ力をアップ
納豆にはネバネバに含まれているナットウキナーゼが多く含まれています。
ナットウキナーゼには、血栓を溶かしてくれる働きがあるため、血液をサラサラにする効果があるのです。
刻んだ玉ねぎを納豆に入れて食べることで、ケルセチンとナットウキナーゼのダブル効果で血液サラサラ力がアップします。
豚肉と食べてスタミナをアップ
豚肉にはビタミンB1が多く含まれています。
そのため玉ねぎと合わせて食べることで、硫化アリルがビタミンB1の吸収率を高めてくれるのです。
ビタミンB1の吸収率が高まると、体内のエネルギーを効率よく生み出し、疲れにくい体になります。
ゴボウと食べて糖尿病を予防
ゴボウには食物繊維が豊富に含まれています。
玉ねぎに含まれている「ジスルフィド類」と呼ばれるうまみ成分と合わせることで、糖尿病を予防し、血糖値を正常に保つことができるのです。
トマトと食べて免疫力アップ
トマトにはリコピンが豊富に含まれています。
リコピンとケルセチンが合わさると、抗酸化作用が高まり免疫力がアップするのです。
免疫力が高まることで、血管や体の老化を防ぐ効果が期待できます。
玉ねぎの効能を高める調理方法
玉ねぎの調理方法を少し工夫するだけで、栄養成分をたっぷりと摂取することができます。
玉ねぎを丸ごと煮込んでスープにする
玉ねぎの薄皮に、ケルセチンが多く含まれています。
そのため皮付きのまま鍋で煮込んで、スープストックにすると栄養を余すことなく摂取することができます。
玉ねぎを水にさらすときは短時間にする
玉ねぎに含まれている硫化アリルは、水に溶けやすい性質があります。
そのため玉ねぎを水にさらすときは、2~3分程度と短い時間にとどめておきましょう。
また硫化アリルは、熱に弱く加熱すると成分が損なわれてしまいます。
玉ねぎを切って15分程度おくことで、硫化アリルが強くなり炒めても成分が壊れにくくなります。
玉ねぎの選び方と保存方法
鮮度のいい玉ねぎの選び方は次の通りです。
- ずっしりと重い
- 皮がよく乾燥している
- 皮にツヤがある
- 芽が出ていない
玉ねぎの保存方法
玉ねぎを保存するときは、ネットに入れて風通しのいい場所で保存してください。
ネットがない場合は、新聞紙にくるんでください。
また新玉ねぎの場合は、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。
まとめ
玉ねぎには、血液をサラサラにしたり、血栓症や動脈硬化を予防してくれる働きがあります。
また食べ合わせによって、玉ねぎの効能をアップすることが可能です。
玉ねぎの効能を十分に発揮させるためにも、納豆や豚肉などと一緒に食べるようにしましょう。
