ダイエットをしても、なかなか痩せないという悩みを抱えていませんか?
また、ダイエット中、食べ物のカロリーばかり気にしていませんか?
実は、新陳代謝を活性化させて代謝を高めることで、効果的にダイエットをすることができるのです。
カロリーだけでなく、代謝に気を配ることで太りにくい体へ変化していきます。
この記事では、代謝を上げる食べ物について紹介していきます。
タンパク質を多く含む食べ物で代謝を上げる
基礎代謝量が加齢によって少なくなる主な原因が、筋肉の減少です。
「タンパク質」は、体内で分解されると「アミノ酸」という物質に変わります。
アミノ酸には、筋肉や皮膚、内臓など各組織をつくるための材料になるのです。
つまり、タンパク質をとることで、筋肉をつくる材料を増やし代謝を上げる働きがあります。
- 鶏ささみ
- 豚ロース
- 牛もも
- マグロ
- 納豆
タンパク質をとると脂肪が燃焼される
タンパク質を積極的に食べることで、基礎代謝のほかにDITによるエネルギー消費も増やすことができるのです。
DIT(Diet Induced Thermogenesis)とは、「食事誘導性熱産生」と呼ばれ、食事をしたあとに身体が暖かくなる現象のことをいいます。
DITは摂取した栄養素によって消費エネルギーが異なります。
タンパク質をとると摂取エネルギーの約30%が燃焼されるのです。
ちなみに、糖質のみは約6%、脂質は約4%となります。
タンパク質は食べるだけでカロリーを多く消費できる代謝アップの代表的な食べ物といえます。
ビタミンB群を多く含む食べ物で代謝をサポート
糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素を効率よくエネルギーへと変えてくれるのが「ビタミンB群」です。
ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6などを十分にとることで、代謝をサポートして脂肪の蓄積を防いでくれます。
糖質の代謝をサポートするビタミンB1
ビタミンB1は、糖質の代謝をサポートする働きがあります。
また、脳や神経の働きを正常に保ち、疲労やストレスを解消してくれます。
- 豚ヒレ
- 豚もも
- 豚ロース
- ウナギ
- 玄米
脂質の代謝をサポートするビタミンB2
ビタミンB2は、脂質の代謝をサポートする働きがあります。
「発育のビタミン」とも呼ばれ、体を構成する細胞の新陳代謝を促進します。
- 豚レバー
- ブリ
- サンマ
- 卵
- モロヘイヤ
タンパク質の代謝をサポートするビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質の代謝をサポートする働きがあります。
「肌のビタミン」とも呼ばれ、肌荒れ予防などの効果も期待できます。
- カツオ
- サンマ
- 豚ヒレ
- 鶏ささみ
- バナナ
食物繊維を多く含む食べ物で代謝を上げる
食物繊維の中でも、「水溶性食物繊維」には腸を活発にする働きのほかに、血糖値やコレステロール値を下げるといった代謝異常を改善する働きもあるのです。
さらに、腸内細菌の働きを活発にして、食欲を抑える代謝を上げる効果も明らかになっています。
- 洋なし
- サツマイモ
- カボチャ
- 春菊
- ゴボウ
発酵食品で代謝を上げる
発酵食品は、微生物のもつ「発酵」という作用を利用した食べ物です。
発酵をサポートする乳酸菌や麹菌などの微生物には、腸内の代謝バランスを整える働きがあります。
また、発酵するときにビタミンB群や各種酵素をつくりだすので、これらも代謝をサポートしてくれるのです。
さらに、発酵食品にはアミノ酸を多く含んでいるため、タンパク質を摂取するよりも、体内で効率よく吸収することができます。
- チーズ
- ヨーグルト
- ぬか漬け
- キムチ
- 生ハム
まとめ
この記事はいかがでしたか?
今回は、「新陳代謝を上げる食べ物」について紹介しました。
効率よくダイエット効果を高めるには上手に基礎代謝を上げることも大切です。
適度な運動に加えて、代謝を上げる食べ物を食べることで筋肉量がアップし、何もしなくてもエネルギーが消費されやすい体へと変化していきます。
その結果、リバンドもせず、ダイエットで得た体型をキープすることが用意になるのです。
この記事を読んで、少しでもダイエット効果アップのお役に立てたら幸いです。


【参考文献一覧】
『みるみる「代謝」があがる5つの習慣』田中亜希子著 (笠倉出版社)