毛穴の開きはメイクでもなかなか隠すことができず、またお直しも大変で、鏡を見るたびに嫌な気分になってしまいますよね。
そんな毛穴の開きの原因には、インナードライが関係しているかもしれません。
スキンケアを見直してインナードライを改善し、毛穴の開きが目立ちにくいお肌を目指していきましょう。
毛穴の開きの症状とは?
毛穴の開きには様々なタイプがあります。
まず一つ目は毛穴の詰まり。毛穴から皮脂が過剰に分泌されることでうまく排出されずに、毛穴に皮脂が残ってしまいます。
指でつまむとにゅるっと角栓が出てくるような場合は、皮脂の分泌を抑えて毛穴の詰まりができにくい肌状態にする必要があります。
毛穴の詰まりを放置することで気になるようになってくるのが毛穴の黒ずみです。
角栓が酸化すると黒色に変色し、毛穴がボツボツと目立つようになります。
毛穴の黒ずみはメイクでも隠せず、普通のスキンケアでも取り除くことができません。
黒ずみを除去するケアが必要です。
毛穴の角栓を間違った方法で除去していると、毛穴が開いた状態から元に戻らなくなってしまいます。
ぱっくりと毛穴が開き、詰まってはいないもののファンデーションが毛穴落ちしたりして目立つようになります。
毛穴の開きはお肌の乾燥によるハリの低下が問題かもしれません。
毛穴の開きとインナードライの関係
毛穴の開きとインナードライには深い関係があります。
インナードライとは、肌の乾燥を補うために余分に皮脂が分泌されている状態のこと。一見お肌がテカっているように見えて、その内側はカサカサに乾燥しているような状態でもあります。
インナードライによって皮脂が過剰に分泌されると、その排出が間に合わず毛穴の詰まりという症状が出てしまいます。
皮脂が排出される前にどんどん皮脂を分泌してしまうので、毛穴の詰まり、黒ずみが進行。そして間違ったケアで乾燥が進むことで、毛穴がぱっくり開いてしまうようになるのです。
毛穴の開きを改善するには、大元の原因であるインナードライも改善していく必要があります。
インナードライ対策で毛穴の開きが治る?
インナードライ対策として十分な保湿があります。
保湿をするとお肌の水分と油分のバランスが整い、必要以上に皮脂を分泌することがなくなります。
すると毛穴の詰まり、黒ずみが自然と改善されていくのです。
また、お肌を十分に保湿することで肌にハリが生まれ、開いてしまった毛穴もキュっと引き締めることができます。
早速毛穴の開き、インナードライ対策に効果的なスキンケア方法をチェックしていきましょう。
毛穴の開きのためのスキンケア①保湿を行う
毛穴の開き対策にはとにもかくにも保湿が一番重要。
毛穴の開きが気になる方は同時にテカりなどにもお悩みの方が多いですよね。
そのため、さっぱりした皮脂を抑えるようなスキンケアをしているのではないでしょうか。
しかし皮脂を奪い去るようなスキンケアを続けていると、先述の通りかえって皮脂がたくさん出てしまいます。
また、お肌の乾燥も進み、インナードライの悪循環に陥ってしまう可能性も。洗顔をしたらすぐにたっぷりの化粧水で保湿をして、乳液などで水分が蒸発しないようにしてあげましょう。
保湿力の高いものを使うと毛穴の詰まりが気になるという方は、さっぱりめのアイテムを多めにつけたり、重ねづけするといった方法でも十分効果的です。
毛穴の開きのためのスキンケア②皮脂を取らない
皮脂をごっそり取る洗顔料や、メイク直しのときにあぶらとり紙を使っているという方は要注意。
皮脂の取りすぎによるインナードライを招いている可能性があります。
最初はベタつきなどが気になるかもしれませんが、必要以上の皮脂を取らないスキンケアを心がけましょう。
洗顔料は洗浄力がマイルドでつっぱらないものを。メイク直しは乳液やミストで軽くメイクを落として、その上からファンデーションを塗るようにすると皮脂を落とすことなく、キレイに直すことができます。
毛穴の開きのためのスキンケア③必要以上に触らない
毛穴の開きが気になると指でつまんだり、ピンセットで角栓を取り除いたり、また毛穴パックで角栓をケアしたくなってしまいます。
しかし必要以上に触るとお肌が固くなり、余計に毛穴の詰まりを排出しにくい毛穴にしてしまいます。
スキンケア、洗顔のときくらいにとどめ、気になってもあまり触らないようにしてください。
毛穴パックは角栓をごっそり取ることができますが、その分肌への刺激が強く余計に毛穴を目立たせることになってしまいます。
それよりは毎日のスキンケアで角栓を貯めにくい肌質を目指す方がおすすめです。
毛穴の開きのためのスキンケア④ターンオーバーを整える
お肌にはターンオーバーという生まれ変わりのサイクルがあります。
このサイクルが遅れると、肌表面に古い角質が残って毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
古い角質は毛穴を詰まらせるだけでなくスキンケアの浸透を悪くしたり、ニキビ、ゴワつきの原因にも。
ターンオーバーは間違ったスキンケアや水分不足、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどで簡単に遅くなってしまいます。
たっぷり保湿をする、水分補給をする、ストレスを溜めない生活をしてぐっすり眠るといった、スキンケア以外の生活習慣からもターンオーバーの改善をめざしましょう。
ピーリングやスクラブで古い角質を除去する方法もありますが、乾燥したり毛穴に刺激となる可能性もあります。
やりすぎには注意して、植物由来成分などで優しく角質をオフしてくれるアイテムを選びましょう。
インナードライを改善して毛穴の開きを防ごう
毛穴の開きの原因となるインナードライ。
気になる角栓を無理に押し出したり、刺激の強いスキンケアを行う前に、保湿重視のインナードライ対策を始めましょう。
肌の水分と油分のバランスが整うと、皮脂の分泌も適切な量になり自然と毛穴の開きも収まってきます。
水分が増えることでお肌にもハリが生まれ、気になる毛穴の開きも改善されていきます。
毛穴の開き以外にも様々な肌トラブルの原因となるインナードライ。早速インナードライ対策を始めて、美しいお肌を目指していきましょう。