ふと鏡を見ると昨日までなかったはずのうっすらとした影が…!
これがシミ!?とびっくりした経験ってありませんか?
シミがあると一気に老けた印象になり、女性にとっては嫌な存在ですよね。
できてしまったシミは諦めるしかない…と思わず、早めの改善方法を試してみましょう。
今回はできてしまったシミに対する改善方法を紹介していきます。
セルフケアで薄くできるシミか確認
まずは今あるシミが、セルフケアで薄くできるものなのかを確認しましょう。
シミの種類によっては、クリニックでの治療が必要なものもあります。
セルフケアで薄くできるシミ
セルフケアで薄くできるシミには老人性色素班、炎症性色素沈着、肝斑があります。
老人性色素班は一般的なシミ。
紫外線やターンオーバーの乱れ、ストレスなどが原因です。
炎症性色素沈着は、ニキビ跡や傷跡などが原因によるもの。
肝斑は、50代くらいの女性ホルモンが減少しだす時期に、顔の左右対称に出来る大きなシミです。
これらは日頃のお手入れで薄くすることが可能です。
セルフケアで薄くできないシミ
遺伝的なそばかすや加齢、紫外線による脂漏性角化症、花弁状色素班などはセルフケアで薄くするのは難しいと言われています。
これらのシミがある方は、セルフケアではなく専門のクリニックに相談するのが一番です。
シミに効果的な美白成分を知ろう
まずはシミに効果的な美白成分を理解して、スキンケアアイテム選びに役立てましょう。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、美白や肌荒れ予防に効果的な成分として有名ですが、できてしまったシミを薄くする効果も期待されています。
紫外線を浴びることによって、メラニン色素がお肌に発生し、そのメラニン色素がうまく排出されないことでシミになってしまいます。
ビタミンC誘導体は、メラニン色素の生成を抑えるだけでなくターンオーバーも促進し、シミの原因となるメラニン色素を排出しやすくしてくれます。
うっすらと浮かび上がってきたような、まだ比較的新しいシミの場合は十分に対応できますので、気になりだしたら早めにビタミンC誘導体入りのスキンケアを使うようにしましょう。
プラセンタエキス
動物の胎盤から取れるプラセンタエキスにも、シミを薄くする力があると言われています。
プラセンタエキスの主なはたらきは、血行促進、基礎代謝アップ、免疫機能を高める、抗炎症作用などです。
お肌の生まれ変わりを助け、シミ、色素沈着を早く改善することが期待できるのです。
また、メラニンの生成を阻害するはたらきもあるので、今以上にシミを作りたくないという方にもおすすめ。
お肌の潤いをキープして、紫外線が入り込めない状態を作りだすこともできます。
スキンケアに含まれることも多いプラセンタエキスですが、サプリから摂取するのもおすすめですよ。
ハイドロキノン
お肌の漂白剤とも言われるハイドロキノン。
シミに対して強い効果があり、皮膚科で処方されることもある薬品です。
一時期はハイドロキノンを高濃度配合したスキンケアで、シミの部分だけ肌の色が白くなってしまったというトラブルも起きたほど強い力がありました。
しかし現在では、配合量が決められておりそのような問題はありません。
市販でも購入することができますが、心配な方は皮膚科で相談して処方してもらうのがいいでしょう。
この場合はハイドロキノンは保険適応外となりますので、少し高くついてしまうというのがネックです。
ピンポイントのケアも取り入れる
顔全体に美白効果のあるスキンケアを取り入れるだけでなく、シミが気になる部分にピンポイントでケアを取り入れるのもおすすめです。
取り入れるなら効果の高いものを選ぶ
シミにピンポイントで効く市販のスキンケアアイテムはたくさんありますが、どうせ取り入れるならより効果の高いものを使用するようにしましょう。
ドラッグストアなどでも、シミに効くと歌われているスキンケアアイテムはたくさんあります。
しかし安いものは、成分の配合量が少なかったり、あまり効果がないものも。
少量しか使わないものですから、思い切って価格の高い、有効成分の配合量が高いものを選ぶのがおすすめです。
ドラッグストアの中でも高めのブランドのものや、できれば百貨店のコスメフロアなどで相談して最適なものを選んでもらうのがおすすめ。
シミのピンポイントケアアイテムは少量で高価格なものが多いですが、それでも長く使えるものですので奮発してみてはいかがでしょうか。
毎日使うことが大切
高価なシミケアアイテムを買ったものの、もったいなくて使えない…というような状態になっていませんか?
シミケアは、毎日行って徐々に改善していくことが基本となります。
そのため、もったいないから使わない、週に1度しかケアしないといった使い方はやめて、毎日気になるところにたっぷり塗布するようにしましょう。
その方が結果的に早く結果が出て、コスパもよく使うことができます。
シミに密着するテクスチャーを選ぶ
ピンポイントでシミをケアするアイテムを選ぶ際は、シミに密着するテクスチャーのものを選びましょう。
固めのクリーム状のものやジェル状のものがとくにおすすめ。
反対にサラサラしたもの、ベタつくものは控えましょう。
寝る前につけて枕についてしまうのが気になるという方は、その部分にだけガーゼを当てて眠ったりするのも効果的。
髪の毛がつかないように注意してくださいね。
自分の肌質に合うものを選ぼう
いくらいい成分が配合されていたとしても、自分の肌質に合わないものを使い続けていると効果はありません。
反対に、肌荒れを起こして色素沈着を増やしてしまう可能性も。
自分の肌の状態を確かめつつシミの改善を目指しましょう。
敏感肌の方は低刺激性のものを選ぶ
スキンケアを変えると肌荒れする、季節の変わり目はお肌がゆらぐ、といったお悩みをお持ちの敏感肌の方。
シミの改善に役立つスキンケアもしたいけど肌荒れは嫌だという葛藤がありますよね。
そんなときは、低刺激性のものから始めるのがおすすめです。
アルコールや合成香料、着色料、界面活性剤などが使われていないアイテムを使えば、肌に優しくシミ対策も続けていけるはず。
毎日のスキンケアを変えずに、先述したようなピンポイントケアのアイテムを取り入れるのもおすすめです。
乾燥肌の方は保湿をしっかりと行う
美白成分が多く含まれるスキンケアアイテムは乾燥しがちなもの、アルコールが含まれているものが多い傾向にあります。
乾燥肌の方が使うと余計にお肌の状態が悪くなり、肌荒れなどのトラブルが起きる可能性も。
化粧水をシミ改善のものにするなら、乳液やクリームは保湿メインのものにするなど、組み合わせを考えて使用するのがおすすめです。
ラインで揃えたい場合はまずは保湿重視にして、それから美白成分のあるものも考えてみるといいでしょう。
脂性肌でも保湿は必要
すぐにテカる、ニキビができるという脂性肌の方も、スキンケアに保湿は取り入れるようにしましょう。
肌の水分が不足するとかえって脂の分泌がおおくなり、それが原因でテカったりニキビができてしまう可能性もあります。
基本的に脂性肌の方はさっぱりとした使い心地の美白アイテムとの相性はいいですが、さっぱりめでもいいので乳液やクリームは利用するようにしましょう。
オイルケアもトレンドではありますが、脂性肌の方にはベタつきが気になることも。
サンプルなどをいただいて、慎重に試すようにするのがおすすめです。
ホルモンバランスを整えよう
ホルモンバランスの乱れもシミには影響しています。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類があり、互いにバランスを保っていますが、ストレスや生理周期によってこのホルモンバランスが乱れてしまいます。
プロゲステロンはメラニン色素を増やすはたらきがあるとも言われているため、とくに注意が必要です。
良質な睡眠を取る
ホルモンバランスの乱れを改善するには良質な睡眠は欠かせません。
眠っている間にホルモンが分泌されて体の不調をケアしてくれるので、とくに体が辛いと感じるとき、生理前などはたくさん睡眠を取るようにしましょう。
睡眠時間が長くても睡眠の質が悪いと成長ホルモンをうまく分泌することができません。
室内を暗くして過ごし、スマホやパソコンの強い光を浴びないようにしましょう。
また、毎日決まった時間に寝て決まった時間に起きるというサイクルを作ることも大切です。
休日の前は夜更かししてしまう、お昼まで寝てしまうという方は睡眠のサイクルがずれて眠りにくくなっている可能性もあります。
今一度生活習慣を振り返ってみましょう。
女性ホルモンを活性化させる食べ物
食べ物からも女性ホルモンの活性化を促すことは可能です。
まず有名なのが大豆製品に含まれるイソフラボン。
女性ホルモンのエストロゲンと似たはたらきをしてくれます。
豆腐、豆乳などにたくさん含まれていますので、料理にも取り入れるようにしてみてくださいね。
また、バナナにふくまれるマグネシウムやカリウムは、お腹の調子を整えます。
生理前のイライラを改善する力もあるため、毎日の朝食や間食に取り入れるようにするといいでしょう。
とうらがしや米、ピスタチオ、バナナにふくまれるビタミンB6はリラックス効果のあるセロトニンを分泌するサポートをしてくれます。
ストレスや生理前のイライラによって、減少してしまった女性ホルモンを活性化させてくれる力がありますよ。
サプリメントでビタミン郡を補うという方法もありますのでぜひ試してみてください。

ストレス対策をしよう
ストレスが溜まると体の中に活性酸素が発生します。
この活性酸素は、メラニンを刺激するホルモンも同時に発生させてしまい、シミの原因を増やすことになります。
また、ストレスを感じるとアドレナリンが出て興奮状態に。
リラックスしにくくなり、また女性ホルモンの分泌も減少することから、さらにシミができやすい環境になってしまいます。
ストレス解消のためにタバコを吸っている方も多いかと思いますが、タバコにふくまれるニコチンも体内のビタミンCを破壊する原因に。
より健康的なストレス対策が必要と言えるでしょう。
適度な運動を習慣化する
ストレス対策には適度な運動が効果的です。
運動をすると体の代謝が上がり、お肌のターンオーバーを促進してくれます。
肉体が疲れることでよりぐっすり眠ることができ、あれこれと考えて眠れないという夜を過ごさなくてよくなるかも!
無理な運動や、自分にノルマを与えるような運動はかえってストレスになってしまうので、注意が必要です。
みんなで楽しくできるヨガや、通勤途中に散歩をするなど、簡単なものからでもいいので体を動かす習慣を身に付けるようにしていきましょう。
ストレスを溜め込まない考え方を身につける
性格を直すのは難しいと思いますが、まずはストレスを溜め込まない考え方を身につけていくようにしましょう。
過去のことは気にしない、嫌なことがあったら特別なスキンケアをしたり美容院にいって自分をケアする、友人と集まって思いっきり愚痴を吐き出すなど、自分ならではのストレス発散方法をいくつか用意しておくといいでしょう。
現代で生きているとなかなかストレスを感じずに生活するのは難しいですが、そんなストレスのせいでシミを増やさないためにも、早めの対策を考えていきましょう。
飲酒、喫煙、やけ食いに走るのはNG
ストレスが溜まるとお酒を飲みたくなる、タバコを吸ってしまう、やけ食いに走るという傾向がある方は他のストレス発散方法を見つけるようにしましょう。
お酒は体に負担がかかり、気持ち的にはすっきりできても体のストレスを取り除くことはできません。
タバコは何度も説明しているとおり百害あって一理なし。
やけ食いは肌荒れに直接影響するだけでなく、胃や腸に負担をあたえてしまい体内のストレス、ひいてはメラニン生成につながります。
できてしまったシミも諦めない!地道に改善しよう
できてしまったシミも薄くすることは可能です。
自分にぴったりのスキンケアや体内のケア、ストレスケアなどを心がけて、シミを薄くしてこれ以上作らないように取り組んでいきましょう。
セルフケアではなかなか改善できないシミは、皮膚科に相談することをおすすめします。
保険適応内で手軽に治療できる可能性もありますよ。
美容皮膚科での施術は高額になってしまいますので、まずは今のシミがセルフケアや皮膚科での治療で治せるものなのかを確認することが大切です。
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