健康診断でコレステロール値が異常!すぐ実践できる3つの対策方法

健康診断でLDLが増加!コレステロールを減らす3つの対策方法

健康診断では血液検査によってコレステロールや中性脂肪の値から脂質代謝を調べています。

その代謝の状態をみて「脂質異常症」を見つけるのが目的です。

しかし、健康診断の検査結果を見てもコレステロール値に異常と記載されていても、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか?

ここでは、健康診断でLDLコレステロール値を中心に検査後の対策方法についてご紹介します。

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コレステロールに関する健康診断の健診結果の見方

コレステロールに関する健康診断の健診結果の見方

TC値(総コレステロール値)の基準値と判定の目安

TC値は動脈硬化等の進み具合を調べる検査です。

総コレステロールは、脂質の一種となっています。

脂肪酸と結びついているコレステロールと結びついていないコレステロールの2つを合わせて総コレステロールと呼ばれています。

コレステロールそのものは、細胞膜を構成する材料になるなど、体にとって絶対になくてはならない栄養素となるのです。

しかし、血液中の総コレステロール量が多すぎてしまうと、動脈の内壁に蓄積して動脈硬化の発症と進行を早めてしまうので注意が必要です。

総コレステロール値の目安

値(mg/d) 判定
129以下 低コレステロール血症
130~219 正常
220~239 境界域
240~279 中等度高コレステロール血症
280以上 高度高コレステロール血症

※数値は加齢に伴い増加していきます。男性では50歳代、女性は60歳代がピークを示します。

TG値(中性脂肪値)の基準値と判定の目安

TG値は糖尿病、肝障害等の可能性をみる検査です。

中性脂肪は資質の一種で、水に溶けない性質があります。

中性脂肪は、エネルギー源として利用されて、余った中性脂肪は皮下脂肪などの体脂肪として体内に蓄えられていきます。

体内に中性脂肪が溜まりすぎると、肥満やメタボリックシンドロームなどの原因になるので注意が必要です。

中性脂肪値の目安

値(mg/d) 判定
29以下 低中性脂肪血症
30~149 正常
150~299 軽度高中性脂肪血症
300~749 中等度高中性脂肪血症
750以上 高度高中性脂肪血症

※男性の値は女性よりも高く、男性では40代、女性では60代に最も高くなります。

HDLコレステロール値の基準値と判定の目安

HDLコレステロール値は、脂質異常症や動脈硬化等の病気がないかについての検査です。

HDLコレステロールは一般的に「善玉コレステロール」と呼ばれています。

コレステロールは水に溶けませんが血液中では、コレステロールがタンパク質と結合して溶けた状態になります。

このタンパク質と結合したコレステロールは4種類に分けられ、その一つがHDLコレステロールです。

HDLコレステロールは、動脈内に蓄積したコレステロールをはがして、肝臓へ運んでいき排泄や分解をさせます役割があります。

このHDLコレステロールが低すぎると、上記の働きが弱くなって動脈硬化になりやすいので注意が必要です。

HDLコレステロール値の目安

値(mg/d) 判定
19以下 先天性異常の疑い
20~39 低HDLコレステロール血症
男性:40~99
女性:50~109
正常
100以上 高HDLコレステロール血症や先天性の異常の疑い

※HDLは年齢ととも値が低下し、男性は女性より低くなる傾向があります。

LDLコレステロール値の基準値と判定の目安

LDLコレステロール値は、動脈硬化等の病気がないかについての検査です。

LDLコレステロールは、血液中に多くなりすぎてしまうと、動脈の内側に蓄積を始め、動脈硬化を発症・進行を早めることから「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

LDLコレステロールは、総コレステロールと連動して増減します。

しかし、総コレステロールよりもLDLコレステロールの方が、さらに動脈硬化による病気と密接な関係にあるといわれているのです。

そのまま放置していると心筋梗塞などの病気にも発展しやすいので注意が必要です。

LDLコレステロール値の目安

値(mg/d) 判定
60~119 正常
120~139 境界域
140以上 高LDLコレステロール血症や先天性の異常の疑い

健康診断でLDLコレステロール値が高かった時の対策方法

健康診断でLDLコレステロール値が高かった時の対策方法

LDL(悪玉)コレステロール値が高く異常と診断されてしまったら、とにかくこれ以上、数値が上がらないよう対策する必要があります。

LDLコレステロール対策として上げられるのが以下の3つです。

食生活の改善

まず一番にあげられる対策として食生活の見直しです。

実はコレステロール値が高い食べ物ばかり食べても血液検査の数値にはさほど影響はありません。

コレステロールは肝臓でタンパク質と合成されてできる上、肝臓がコレステロールの量をコントロールしているのです。

なので、コレステロールの多い食べ物を食べれば、体内で作られるコレステロールは控え、逆にコレステロールが少なければ不足している分を補ってくれています。

では、本題に戻って、悪玉コレステロール値をさげるための食生活はずばり、肝臓を強くする栄養素または善玉コレステロールが増える栄養素が豊富な食べ物を中心に食事をすることで改善することができます。

運動

毎日軽めの運動を日課にすることもLDLコレステロール値を下げるのに有効な対策方法です。

運動といっても、いきなりジョギングなどを始める必要はありません。

だいたい1日に150kcalを消費するくらいの運動量が目安となります。

スマホのアブリとかでもカロリーを測定してくれるものもあるので、それで毎日計測するのもいいかもしれません。

ちなみに体重が60kgの人であれば、少し早歩き程度の速度で5km歩くと約150kcalを消費することができます。

また、お風呂掃除や床掃除なども、立派な運動となるので積極的にやるようにしましょう。

普段の生活で行える運動として

  • エスカレーターは使わず階段を利用する
  • 目的地の1つ前の駅に降りて歩くようにする
  • 自転車の利用を控えて歩いて出かけるようにする
  • 歩くときは速歩歩行する

など、上手く生活にとりいれると長続きしやすいですよ。

睡眠

睡眠をしっかりととることでも、LDLコレステロール値を下げるのに有効な対策方法です。

人は睡眠に入ると成長ホルモンが分泌されます。

この成長ホルモンが体内にある脂質を分解するのに必要な要素なのです。

また寝不足が続くと食欲を刺激するホルモンであるグレシンが多く分泌されるようになります。

その結果、いつもよりも多く食事量をとってしまう恐れがありますので注意しましょう。

健康診断でHDLコレステロール値が低かった時の対策方法

健康診断でHDLコレステロール値が低かった時の対策方法

HDL(善玉)コレステロール値が低いと判断された場合、やはり食生活を見直すことで増やすことが可能です。

また、喫煙者だとHDLコレステロール値が低いと判断されやすい傾向にあります。

これは研究で喫煙することによって、善玉コレステロールを減らしてしまうことがわかっています。

喫煙者の人は、まず禁煙から始めることをオススメします。

善玉コレステロールに関しては「善玉コレステロール(HDL)を増やす3つの方法」にまとめましたので、気になる人は参考にしてみてください。

健康診断の前日にLDLコレステロール値を下げることは可能?

健康診断の前日にLDLコレステロール値を下げることは可能?

結果を先に言うと、前日にLDLコレステロール対策をしても、ほとんど意味がないです。

人間の体は、1日で劇的に変わるほど優れてはいませんが、継続することでいつまでも健康状態をキープすることができるものです。

では、どのくらい前から対策した方がいいのか。

遅くても健康診断日から2週間~4週間前に対策すると改善される可能性があります。もちろん一番の理想は日頃から取り組むことですけどね。

基本的な対策方法は、上記の項目であげた食生活や運動を毎日行うことです。

もっと改善を求める場合は2~3ヶ月前に始めるか、食生活で不足しがちな栄養をサプリメントで補う方法もあります。

健康診断の結果だけを求めるのではなく、日々の健康を維持し続けることを目的としましょう。

まとめ

健康診断の診断結果をただ確認するだけでは意味がありません。

数値が異常に高かったりした場合は、必ず内科にいってきちんと診てもうらうようにしてください。

また、少しでも数値が高かったりしたときも、「こんかいも高かったか~」と思うだけでなく、まずは取り組みやすい改善対策から始めて少しずつ良くしていきましょう。

きっと次回の健康診断では、生活習慣を見直して良かったと思える日がきますよ!

この記事を読んで、少しでもLDLコレステロール対策のお役に立てたら幸いです。

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この記事を書いた人

自身の体調不良をきっかけに、健康の大切さを知り、健康管理の分野を学ぶ。より深い知識を身につけるため、健康管理能力検定3級・2級資格を取得し健康管理アドバイザーになる。少しでも健康に興味を持ってもらえるよう、分かりやすく役に立てる情報を発信するよう努めてまいります。

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