「小鼻のまわりが少し赤いかも…」
「鼻を中心に頬が赤くなりはじめてる…」
このような経験や悩みをもっていませんか?
もしかすると、顔の肌荒れが赤い原因は「脂漏性皮膚炎」かもしれません。
脂漏性皮膚炎は最近多く見られる肌トラブルのひとつです。
軽度なものから重度のものまで幅が広い肌トラブルなので注意が必要です。
今回は、顔の肌荒れを赤くしてしまう脂漏性皮膚炎の改善方法と予防対策についてご紹介します。
顔の肌荒れを赤くしてしまう脂漏性皮膚炎とは?
脂漏性皮膚炎は、 脂漏性湿疹とも呼ばれる皮脂腺が多く皮脂の分泌が多いところに起こりやすい病気です。
とくに、小鼻や鼻の周囲に起きやすく、その他にも耳のうしろや、脇の下や太ももの付け根など比較的摩擦が多いところでも起きます。
症状によっては、かゆみを伴ったり、肌荒れを起こしてカサカサしたりすることもあります。
また、そのまま放置しておくと皮脂が酸化してしまい加齢臭のような臭いを放つことがあるので注意しましょう。
脂漏性皮膚炎は誰にでも起こる病気ですが、近年この脂漏性皮膚炎を起こす人が増えてきています。
脂漏性皮膚炎にかかる年齢
脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌が増え始める中学生ころから起こり始め、50歳代くらいまで幅広く脂漏性皮膚炎を起こす可能性があります。
また、新生児から生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんにも起こりやすいですが、赤ちゃんの場合は自然治癒力で治るので心配はないです。
成人になって起きると慢性化してしまうことが多いので気をつけましょう。
脂漏性皮膚炎の改善方法
脂漏性皮膚炎が軽度の場合は、次の改善方法で症状が良くなることがあります。
食生活を正す
まずは偏った食生活をしている人は、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。
また、ビタミンB群を取り入れるとより効果的です。
ビタミンBが含まれている食べ物は
- 豚レバー
- サンマ
- カツオ
- アサリ
- 納豆
- バナナ
などに含まれています。
脂漏性皮膚炎は欧米人にとても多い病気なので、欧米食は極力避けて和食中心の食生活にするといいでしょう。
生活習慣を正す
ストレスや過労、寝不足など不規則な生活を続けているのもよくありません。
極力規則正しい生活をしながら、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
肌に刺激があるスキンケアを避ける
脂漏性皮膚炎になると、敏感肌になることがあります。
いつも使用しているスキンケアが肌に染みるようであればすぐに使用するのはやめましょう。
完治するまでのあいだは、クリームタイプのクレンジング、セラミド配合美容液といった敏感肌向けのシンプルなスキンケアに切り替えるといいでしょう。
紫外線を避ける
脂漏性皮膚炎になったときに、紫外線を浴びてしまうと、さらに悪化するおそれがあるので紫外線を避けるようにしてください。
敏感肌になっているときは、フェイスパウダーくらいの軽いメイクでUVカットを行い、日傘を持って外出するといいでしょう。
日々悪化するようであれば皮膚科を受診する
日に日に赤みが強くなり、かゆみなどが出てつらい場合は皮膚科に行って受診してください。
ステロイド外用薬や抗真菌薬など処方してくれるので、使用方法を守りながら治療を続けるようにしましょう。
早めに受診するほど完治する日数も短くなるので、脂漏性皮膚炎のなり始めにいくのがオススメです。
脂漏性皮膚炎になる原因
脂漏性皮膚炎の原因ですが、実は明確な詳細が不明なのです。
一般的な考察では、皮脂の分泌機能異常や皮脂成分の変化、遺伝的要因やストレスなどが関与しているのではないかといわれています。
近年の調査では、脂漏性皮膚炎を起こしている皮膚に「マラセチア」というカビの一種が増殖して、それが悪化因子になっていることがわかってきたそうです。
マラセチアは皮脂を栄養源としているため、皮脂の量が多くなるとマラセチアも増殖してしまいます。
また、脂漏性皮膚炎は皮膚の生活習慣病と例えられ、少しずつ生活が乱れその蓄積が肌にあらわれてしまうとも考えられています。
顔の肌荒れを赤くしないための予防対策
脂漏性皮膚炎を予防対策には主に7つあります。
- 丁寧な洗顔を朝晩2回おこなう
- 毎日髪の毛を洗う
- 外食を控えて自宅でバランスのよい食事をする
- ビタミンB群を積極的にとる
- 刺激物(カフェイン・アルコール・香辛料)をとりすぎない
- 脂肪分や糖分を控える
- 早寝早起きを心がける
これらのことを心がけることによって、脂漏性皮膚炎が起りにくい肌環境へと導くことができます。
まとめ
顔の肌荒れを赤くする脂漏性皮膚炎を改善するには、身体を清潔に保ち規則正しい生活を送ることが重要なポイントです。
一度、脂漏性皮膚炎になってしまうと長期的な治療が必要になってくることもあります。
長期的な治療を避けるためにも、規則正しい生活を心がける努力をすることも大切です。
この記事を読んで、少しでも顔の肌荒れで赤くなってしまう対策のお役に立てたら幸いです。
https://kura4.jp/dryskin-countermeasure-body
https://kura4.jp/skinrough-drinks
https://kura4.jp/roughskin-washing-face