「人に疲れてる?といつも言われる」
「年々目の下のクマが濃くなっている気がする」
このような経験をして悩んだりしていませんか?
目のクマは何もせず放置しつづけていくと段々と濃くなりひどくなるケースがあります。
また、目にクマができたことによって相手から疲れてそうに見えたり、不健康そうな印象を与えてしまうことも。
そもそもなぜ目の下にクマができてしまうのか?
今回は、目のクマができる原因とその種類についてご紹介します。
目の下にクマができてしまう原因
目の下にクマができると印象が悪くなるので、早急に改善したいですよね。
しかし、むやみに化粧品売り場などで進められた商品を使用しても全く効果がなかったという経験ありませんか?
目の下にクマができる原因をきちんと理解していないと、無駄な出費で終わってしまうのです。
目のクマを改善する前に、目の下にできるクマの原因について簡単に理解しておきましょう。
目の下にクマができる主な原因は2つ存在します。
1.コラーゲンの減少
目の下にある脂肪には、眼球を支える働きがあります。
そして、その脂肪を表面に出てこないように押さえ込んでいるのが「コラーゲン」なのです。
しかし、コラーゲンは30歳代頃から加齢とともに減少してしまいます。
出典:アロエステロール研究所
すると今まで押さえ込んでいた脂肪がコラーゲンが減少していくとともに前面へと徐々に飛び出してくるのです。
この飛び出た脂肪の下に影ができてクマに見えてしまうわけです。
2.静脈の血流が悪くなる
もう1つ原因が、皮膚の薄いところを通る静脈の血液の循環が悪くなっていることです。
静脈の役割は二酸化炭素や老廃物を運ぶ役割があり、血液の色も黒っぽいのが特徴です。
健康な血液の場合は、サラサラしているため血流もよく、皮膚の薄いところでも目立つことがありません。
しかし、不摂生な生活など送っていると血液がドロドロになり、静脈の血液もよどんでくることで、皮膚を通して青っぽいクマができてしまうのです。
目のクマには3種類ある
目のクマ対策として、マッサージや目元を温めたりしている人もいるかと思います。
しかし、目のクマには3つの種類が存在するのです。
それぞの種類にあった対策をしていないと全く効果がないってことも。
まずは目のクマの種類をしっかりと把握しておきましょう。
そして、種類を理解した上で最適な対策をすることが大切です。
青グマ
青グマの特徴
「青グマ」は、目の下を通る静脈の血液が透けて青黒く見えるのが特徴です。
寝不足や冷えなどによって青グマになる人が多いです。
また生まれつき薄く青グマが見える人もいます。
生まれつきの人は加齢によって皮膚が薄くなってくると青グマが目立つことがあります。
青グマの見分け方
青グマの見分け方は、目の下の皮膚を軽く引っ張ると、少し薄くなって見え、完全には消えません。
コンシーラーを使用すると隠すことができます。
青グマの対策方法
- 運動やマッサージなどで血行をよくする
- ホットタオルを目にあてて温める
- 冷え性対策をしっかりと行う
黒グマ
黒グマの特徴
「黒グマ」は、下まぶたのたるみによって影ができ、黒っぽく見えるのが特徴です。
クマの症状で一番多いとされているのが黒グマといわれています。
だいたい20歳代後半くらいから気になったり、目立ってきたりします。
黒グマの見分け方
黒グマの見分け方は、鏡を持って上を向いてクマが薄くなって見えます。
黒グマは下まぶたのたるみが原因なので、上を向くことでたるみが軽減して薄く見えるのです。
また、コンシーラーを使用しても隠すことができません。
黒グマの対策方法
- 肌のコラーゲン量を増やす
- むくみを解消する
- 冷たい飲み物や塩分を控える
目の下のたるみ改善については「目の印象が変わるだけで若返る!目の下のたるみを改善する方法7選+α」の記事でさらに詳しく解説していますので、良かったら合わせてご参照ください。
茶グマ
茶グマの特徴
「茶グマ」は、目の下のシミやくすみが集まることで茶色っぽく見えるのが特徴です。
紫外線を多く浴びている人や、目をよくこする人に多いです。
目をこする刺激で色素沈着を引き起こし、さらには角質肥厚を起こし悪化することもあるので注意してください。
加齢とともに皮膚の下に蓄積された色素沈着が表にあらわれて目立つこともあります。
茶グマの見分け方
色素沈着によるものなので、目の下の皮膚を軽く引っ張っても薄くなりません。
コンシーラーなどで隠すことができます。
茶グマの対策方法
- 紫外線対策をしっかりと行う
- 美白ケアでメラニンを減らす
- ピーリングで肌の代謝をあげる
目のクマの解消法については 「目のクマを解消したい!セルフケアでクマをとる改善方法」の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
目のクマがひどいのは体調不良の予兆ってことも
目の下にできるクマとして注意したいのが「青グマ」です。
目のまわりにはたくさんの毛細血管が集まっていて、血行不良が起きることで青グマが出やすくなります。
血行不良になる原因としては、食生活の乱れや運動不足、ストレスや睡眠不足などによって起きます。
しかし、この他にもクマになる原因があります。
それが病気によるものです。
病気によって目の下にクマがでてくる症状があるため注意が必要です。
目にクマができる病気
ガーデンクリニックの大庭医師によると、目のクマには重大な病気が隠されているケースもあるそうです。
主に次の病気にかかっていると、目の下にクマがでてくることがあります。
鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)
「鉄欠乏性貧血」は、一般的に女性に多く、鉄分不足によって起きる貧血の病気です。
鉄分は「ヘモグロビン」と呼ばれる全身に酸素を供給する働きがあります。
鉄分が不足するとヘモグロビンがうまく作れなくなり、全身の組織や臓器が酸素不足となって働きが低下してしまいます。
その結果、血液の流れも悪くなり、目の下に青グマとしてでてくるのです。
鉄欠乏性貧血は、きちんと治療して改善すれば完治できる病気なので深刻にならなくて大丈夫です。
バセドウ病
「バセドウ病」は、比較的20歳代~30歳代の女性に多く、喉にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが増加する病気です。
バセドウ病の症状のひとつに目が飛び出てくる「眼球突出」があります。
この症状が原因で、黒グマになることがあります。
その他の症状としては
- 手の震え
- 発汗異常
- 体重の減少
- 下痢
- 倦怠感が続く
などがあります。
もしこのような症状がでた場合は、早めに病院で受診するようにしてください。
肝臓疾患
「肝臓疾患」は、肝機能の低下によって起きる病気です。
肝臓には酸素を運ぶ冠動脈と、栄養素を運ぶ門脈の2つの血管が繋がっています。
この2つの血管系から入ってくる酸素や栄養素を使い、代謝・解毒・排泄といった働きをしてくれているのです。
しかし、肝機能が低下するとこれらの働きが鈍くなり、血液の流れが滞ってしまいます。
その結果、目の下にクマがでてくることがあるのです。
一般的な原因は生活習慣の乱れによるものなので、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。
うつ病
「うつ病」は、主に人間関係または環境の変化などのストレスなどによって起きる病気です。
うつ病の特徴のひとつに、両目と口の周りが青白くなることがあります。
うつ病になると、自律神経が乱れ、顔の筋肉に対して血液の循環が悪くなり、血行不良を起こしているからです。
その結果、目の下に青グマがでてくることがあります。
うつ病は悪化してしまうと完治まで長期間かかることがあります。
うつ病は自律神経を整えることで症状を軽くすることができるので、心療内科などで受診して早めに治療するように心がけましょう。
皮膚炎
「皮膚炎」は、さまざまな原因によって皮膚に痒みや炎症を起こす病気です。
ハウスダストや花粉など、目のまわりの薄い皮膚に付着することで、炎症を起こすこともあります。
その結果、目の下に色素沈着による茶グマになることがあります。
そのまま放置しておくと、ひどくなるケースがあるため、皮膚科などで受診して早めに治療をするようにしましょう。
まとめ
目のクマがひどくなる原因は、コラーゲンの減少や血行不良、病気などによるものが中心となります。
また、クマにも3つの種類があるので、目のクマを改善するときは、その種類にあった改善方法を取り入れることで、効果がより発揮されやすくなります。
「目のクマがひどい」と感じる前に、定期的にケアをしてあげることも大切です。
少しでも目のクマに気付いたら早めに対策するよう心がけましょう。
この記事を読んで、少しでも目のクマができる原因を把握して、クマ対策のお役に立てたら幸いです。
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