脂性肌とインナードライの見分け方とは?

脂性肌とインナードライの見分け方とは?

お肌のテカりが気になる肌質には、脂性肌とインナードライ肌の2種類があります。

どちらもお肌の表面がテカる、ベタつくといった特徴がありますが、その原因は似て非なるもの。

自分の肌は脂性肌なのか、インナードライ肌なのかをきちんと見分けて、それぞれに適したスキンケアを行う必要があります。

脂性肌、インナードライ肌の特徴などをご紹介いたします。

目次

脂性肌とは

脂性肌とは、テカりやすい、ベタつきやすいなど、肌全体の皮脂の分泌が多い肌質のこと。

皮脂が過剰に分泌されやすい体質、遺伝という場合もあります。

油っこいものの食べ過ぎが原因で皮脂が過剰に分泌されているという可能性もあります。

さらにストレスや更年期による女性ホルモンの低下、男性ホルモンの増加が原因で皮脂の分泌量が増えているという可能性も。

脂性肌を改善するためには、皮脂の分泌を抑えるケアをしなければなりません。

さっぱりできる洗顔料やスキンケアアイテムを使って、皮脂がでにくい肌質をめざしましょう。

脂性肌の特徴①洗顔後すぐにテカる

脂性肌の特徴①洗顔後すぐにテカる

泡立てた洗顔料でお肌をしっかり洗い、少しだけ何もつけずに放置してみてください。

5分程度経ってすでに肌がしっとりしている場合は、脂性肌の可能性が高いです。

もともとの皮脂の分泌量が多いために、このようにすぐにテカりが気になるようになります。

朝しっかり洗顔をしてメイクをしても、会社や学校に到着することにはベタベタという経験もおありなのではないでしょうか。

脂性肌の特徴②ニキビができやすい

鼻、おでこなど、顔の中でもとくに皮脂の分泌が多い部分に頻繁にニキビができるという方も脂性肌の可能性が高いです。

皮脂の分泌が多いとその分毛穴が詰まりやすくなります。

じょうずに排出されなかった皮脂が毛穴に詰まり、ニキビとなってしまうのです。

皮脂の塊が見える白ニキビなどができやすいという方は、脂性肌向けのケア、思春期ニキビのケアなどをしていく必要があります。

脂性肌の特徴③メイクが崩れやすい

脂性肌の特徴③メイクが崩れやすい

メイクがすぐに崩れる、毛穴にファンデーションが落ちる、メイク直しをすると余計にお肌がドロドロになるという方も、脂性肌の可能性が。

メイク前には皮脂をブロックする成分が配合されている化粧下地を選んだり、メイク直しの際は少しめんどうでも一からメイクを直すことで、メイク崩れによる汚い印象を改善することができます。

しかしやはり根本的に皮脂が出にくくなる肌質を目指すことが一番の解決策と言えるでしょう。

インナードライ肌とは

インナードライ肌とは、お肌の表面は脂性肌のようにテカるのに、肌の内部は乾燥しているという肌質のこと。

乾燥が原因でかえって皮脂の分泌が多くなってしまっているのが原因なので、まずは大元の乾燥をケアしていかなければ改善することができません。

脂性肌だと勘違いして皮脂を取るスキンケアをしていると余計に乾燥、皮脂の分泌が進み、症状がひどくなってしまいます。

脂性肌とインナードライ肌は間違えやすい肌質ではありますが、微妙な特徴の違いをチェックしていくことで見極めることができます。

インナードライの特徴①テカるところとカサつくところがある

インナードライの特徴①テカるところとカサつくところがある

鼻やおでこなどはテカるのに、「目元」「口元」「頬」などは乾燥する、ファンデーションがこじわに入り込むというようなお悩みをお持ちではありませんか?

このように、顔の部位によってテカるところとカサつくところが共存しているという場合は、インナードライである可能性が高いです。

肌の状態が不安定で、皮脂の分泌がうまくいっていないのかもしれません。

しっかり保湿をすることで目元、口元、頬などの乾燥を防ぐことができ、Tゾーンの皮脂のバランスも整えることができます。

インナードライの特徴②洗顔後時間が経つとテカる

洗顔をしたあと、しばらく何もつけずに放置してみてください。

最初は突っ張るよなうな感覚があるのに、10分もすればテカりが気になるようになるという場合は、インナードライの可能性があります。

脂性肌の場合は洗顔直後でもしっとりしていますが、インナードライの場合は最初は乾燥しています。

見分けがつきにくいという場合は、家族や友人などと一緒に洗顔をして、その後経過を観察、報告しあうとより自分の肌状態を見極めやすくなりますよ。

テカりが気になるからと洗浄力の高い洗顔料を使っていないかどうかもチェックしましょう。

インナードライの特徴③大人ニキビができる

インナードライの特徴③大人ニキビができる

脂性肌の場合はおでこや鼻といった皮脂腺が多い場所にニキビができやすくなりますが、インナードライ肌の場合は頬、あごなど、乾燥しやすい部分にニキビができるようになります。

これらは思春期ニキビと違い、大人ニキビと呼ばれるもので、赤く炎症を起こしたり治りにくい、跡になりやすい、同じ場所に何度もできやすいという特徴があります。

肌が乾燥することで古い角質が肌表面に溜まり、皮脂の排出を邪魔してしまうのが原因です。

大人ニキビは思春期ニキビのような皮脂を取るスキンケア、殺菌作用の高いスキンケアをしていてもなかなか改善しません。

しっかり保湿をして、ニキビのできにくい肌を目指す必要があります。

分からない場合は肌診断を受けるという方法も

分からない場合は肌診断を受けるという方法も

それでも自分がどちらの肌質なのかわからないという方は、プロの肌診断を受けてみるのもおすすめです。

デパートの化粧品売り場のコーナーでは、無料で肌診断を行ってくれるブランドがたくさんあります。

肌に専用の機械を当てて、水分量と油分量のバランスをチェックし、科学的に自分の肌状態を知ることができるのです。

また、あなたの肌状態に合わせてどんなスキンケアが必要なのかを教えてもらうこともできます。

肌診断を受けたからといってかならずそのブランドの化粧品やスキンケアアイテムを購入しなければならないというわけではありませんのでご安心を。

脂性肌とインナードライ肌を見極めよう

脂性肌とインナードライ肌の見分け方をご紹介いたしました。

同じような症状でも、その改善方法は真逆です。

良かれと思って続けていたスキンケアが肌の状態を悪化させている可能性もあります。

自分の肌にぴったりのスキンケア方法を見つけて、肌悩みを改善していきましょう。

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この記事を書いた人

「健康管理」を通じて、「自分や家族の健康を守り、日常生活を楽しく穏やかに暮らす」ことをコンセプトに情報を発信していきます。

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