お肌の悩みは人それぞれ。お悩みによって洗顔料も変えていく必要があります。
CMでやっていたから、モデルが使っていたからと安易な理由で飛びつかず、その洗顔料は自分の肌悩みを解決してくれるのかをよく考えて選ぶようにしましょう。
乾燥肌の洗顔料の選び方①
泡立ちがいい
まずは一番多いお悩みである乾燥肌の洗顔料の選び方からご紹介します。
乾燥肌の方にとって摩擦は大敵です。
肌と指の摩擦が起きることで余計に乾燥しやすくなってしまいます。
そのため、しっかり泡立てることができる洗顔料を選びましょう。
洗顔料の泡立ちが不足していると肌と指が擦れてしまうので、最後までもちもちの泡が続くようなものを選んでくださいね。
しかし泡立ちをよくするために化学成分が配合されているものも多いので、成分表をよく読み、肌への刺激が少ないものを選ぶようにしてください。
乾燥肌の洗顔料の選び方②
マイルドな洗浄力
乾燥肌の場合、汚れを落とすことは大切ですが、洗浄力が強すぎる洗顔料を選ぶとお肌に必要な水分や油分まで奪われてしまう可能性があります。
汚れは落としつつお肌の油分や水分は守る、マイルドな洗浄力の洗顔料を選ぶようにしましょう。
そこでおすすめなのがアミノ酸系の洗浄成分を配合した洗顔料です。
アミノ酸系の成分はもともと肌にも存在していて、低刺激で肌になじみやすいという特徴があります。
余計な負担をかけずに、お肌を優しく洗い上げることができますよ。
乾燥肌の洗顔料の選び方③
保湿成分配合
洗顔料はすぐに落としてしまうものですが、それでも保湿成分が配合されているものはおすすめです。
できれば洗い終わったあとも、お肌に保湿成分が残ってくれるような吸着性の保湿成分が配合されているものだとよりいいです。
洗い上がりがつっぱらないものを選ぶようにしましょう。
洗い上がりがつっぱらないからといって、保湿を疎かにするのはNGです。
どんな洗顔料を選ぶにしろ、乾燥肌の方は洗顔後すぐに保湿をするように心がけましょう。
敏感肌の洗顔料の選び方①
石鹸タイプ
敏感肌の方にとって洗顔料選びは非常に重要な問題ですよね。
肌に合わない洗顔料を使い続けていると余計に肌が敏感になり刺激に弱くなってしまうので、自分に最適なものをしっかり見極める必要があります。
敏感肌の方におすすめなのが石鹸タイプの洗顔料です。
石鹸タイプは余計な成分が入っておらず、非常にシンプルな作りになっています。
敏感になっている肌に余計な刺激を与えず、優しく洗い上げることができます。
石鹸タイプの洗顔料にも様々な種類がありますが、香料の入っていないもの、天然由来成分のもの、成分表に書かれている成分が少ないものがおすすめです。
敏感肌の洗顔料の選び方②
クリームタイプ
肌を優しく洗い上げるクリームタイプの洗顔料もおすすめ。
簡単なメイクも一緒に落とせるようなものを選ぶと、クレンジング、洗顔料を2回肌に刺激を与えるところを1度で済ますことができます。
泡立ちのいい洗顔料には泡立ちをよくするための化学成分が配合されていることもあり、これが肌への刺激となってしまうことも。
そのような成分が配合されていないクリームなら、優しく肌を洗うことができますよ。
できるだけたっぷりの量を使って、肌と指の摩擦が起こらないようにしてくださいね。
脂性肌の洗顔料の選び方①
きめ細かい泡
過剰に皮脂が分泌されてしまいすぐにテカりやベタつきが出てしまう脂性肌。
過剰な皮脂分泌を抑え、皮脂をしっかり除去できる洗顔料を選ぶ必要があります。
そのためには、まずきめ細かい泡が作れるものを選びましょう。
泡は細ければ細かいほどしっかり毛穴の奥に入り込んで皮脂を取り除いてくれます。
しかし洗浄力が強すぎる洗顔料を使うと、本来肌を外的刺激から守るための必要最低限の皮脂や水分まで奪ってしまう可能性があるため、洗浄力はマイルドなものを選ぶようにしましょう。
天然由来の洗浄力で洗い上げるようなものがおすすめ。
泡立ちが物足りないと感じるときは、一度に使う量を少し増やし、泡立てネットを使うようにしてみましょう。
脂性肌の洗顔料の選び方②
クレイ成分
クレイ成分、つまり泥を配合している洗顔料は脂性肌の方におすすめです。
泥は吸着性があり、肌の皮脂や汚れをしっかり取り除いてくれます。
クレイ成分配合の洗顔料はきめ細かい泡立ちが期待できるものが多く、肌に負担をかけずに汚れをさっぱり落としてくれますよ。
脂性肌の方はさっぱりした洗い上がりを好む方が多いかと思いますが、必要以上にさっぱりするものはNG。かえって油分の分泌を増やしてしまう可能性も。
クレイ成分入りの洗顔料で汚れを落としたあとは、脂性肌であってもしっかり保湿を行うようにしてくださいね。
脂性肌の洗顔料の選び方③
油分が入っていない
乾燥を防いだり泡立ちをよくするために油分が配合されている洗顔料はたくさんありますが、脂性肌の方にはおすすめできません。
洗い上がりがつっぱらないものはとくに肌に油分で膜を張っている可能性が高く、油分の分泌が多い脂性肌にとっては逆効果。
多少つっぱる感覚があってもその後保湿を行えばOKなので、油分の配合されていないものを選ぶようにしましょう。
ニキビ肌の洗顔料の選び方①
天然由来成分
ニキビがすぐできてしまうニキビ肌の方は、洗顔料選びもとくに慎重に行いましょう。
今あるニキビに刺激を与えず、それでいてニキビができにくい肌に導いてくれるような洗顔料が理想です。
まずは天然由来成分の洗顔料を探してみましょう。
合成界面活性剤入りの洗顔料はたくさんありますが、これらは必要以上に肌の水分、油分を奪い、また刺激が強いためニキビを悪化させてしまう可能性があります。
天然由来で優しく洗い上げる洗顔料はニキビにも優しく、適度な洗浄力でお肌をニキビから守ってくれます。
「ラウリル○○」「ラウレス○○」といった洗浄成分が入っている洗顔料ではなく、アミノ酸系の洗浄成分の洗顔料を選んでみましょう。
ニキビ肌の洗顔料の選び方②
ピーリング効果
古い角質がターンオーバーの遅れによって肌に残っていると、毛穴から汚れが出て行くことができずにニキビとなってしまいます。
そのため、ピーリング効果のある洗顔料で洗い上げて古い角質をオフしてあげることも大切です。
しかしピーリングは肌質によっては刺激が強く、肌を弱くしてしまう可能性も。
ピーリング効果のある洗顔料は週に1度の使用にする、または非常にマイルドなピーリング効果のある洗顔料を毎日使うといった工夫をしてみましょう。
ニキビ肌の洗顔料の選び方③
肌の修復効果
ニキビケアを目的とするなら、ニキビにアプローチしてくれる成分が配合されている洗顔料も要チェックです。
洗顔をすることで肌を清潔な状態に保ち、ニキビを治りやすく、できにくくしていくことが可能です。
抗炎症作用、殺菌作用のある洗顔料を選んでみましょう。
しかしこちらも肌への刺激が少ないハトムギエキスやアロエエキスなど、天然由来成分であることを第一条件に。
大人ニキビにお悩みの方は、若い人向けの殺菌効果が高い洗顔料は合わない可能性もあります。
刺激が強いと感じたら使用をやめて保湿力の高いものに切り替えるようにしてくださいね。
肌質に合った洗顔料を選ぼう!
肌質別に、おすすめの洗顔料の特徴をご紹介いたしました。
乾燥肌、敏感肌、脂性肌、ニキビ肌など、肌は本当に人それぞれ。
洗顔料も悩みに合わせたものがたくさん登場していますので、自分の肌質と相談して、ぴったりの洗顔料を見つけられるようにしていきましょう!