目の下にたるみができる原因となる習慣12選

目の下にたるみができる原因となる習慣12選

年齢を言うと意外そうな顔で見られる
同じ年齢の人たちといると年上に見られる
いつも疲れてそうに見られる

こういった経験で悩んだり落ち込んだりしたことありませんか?

とくに初対面の人ほど、老けて見られることが結構多いのです。
その理由のひとつとして、他人に与える第一印象である目に原因があります。

目の下にたるみがあることによって、老けて見られたり、疲れた印象を与えてしまうのです。

今回は、目の下にたるみが起きる原因を徹底調査してみました。

目次

目の下のたるみはなぜできるのか?

目の下のたるみはなぜできるのか?

聖心美容クリニックによると目の下にたるみが出来てしまうのは主に3つの理由が考えられるそうです。

目の下の構造

 

出典:聖心美容クリニック

眼球下部の脂肪の突出して起きるパターン

眼球が支えられていられるのは、眼球に下にある「ロックウッド靱帯」が支えているからです。
このロックウッド靱帯が緩むことで、眼球の重さを支える力が弱まり下に垂れ下がっていきます。

すると、眼球の下にある脂肪「眼窩脂肪(がんかしぼう)」が眼球の重さで圧迫され、前方に突出することで、たるみが起きてしまいます。

下まぶたの皮膚や筋肉が緩むで起きるパターン

下まぶたには、まぶたの開閉や涙量を調節する「眼輪筋(がんりんきん)」と眼窩脂肪を包んでいる「眼窩隔膜(がんかかくまく)」(または眼輪隔膜)があります。

この眼輪筋が衰え、下まぶたの皮膚や眼窩隔膜が緩み眼窩脂肪が前方に飛び出すことで、たるみが起きてしまいます。

頬の皮膚がたるむことで起きるパターン

年齢を重ねていくと少しずつ頬の皮膚が垂れ下がり、ハリのあった頬が平たんになっていきます。

頬が平たんになることで、下まぶたの膨らみが強調されることで、たるみが起きてしまいます。


目の下のたるみは、主にこのようなメカニズムで引き起こされています。
では、目の下のたるみを引き起こしてしまう原因は何なのでしょう?

目の下をたるませてしまう12の原因

目の下をたるませてしまう12の原因

目の下をたるませてしまう原因は、人によって異なります。
なので、たるみを引き起こす原因はいろいろ考えられるのです。

そんな目の下のたるみを引き起こす原因は主に12個あります。

01.化粧品の成分

化粧品の中には、「イソパラフィン」という成分が含まれています。

イソパラフィンには2種類あり、分子量の小さい軽質イソパラフィン(水添ポリイソブテン)と、粘度の高いイソパラフィンがあります。

軽質イソパラフィンは一般的な油剤として使用され、後者は多くの油分を含んでおり、口紅や肌の艶出しの化粧品などに使われることが多いです。

このイソパラフィンは、とても細かい粒子なので、皮膚に染みこみやすいのです。
その結果、皮膚に染みこんだイソパラフィンが原因で目の下が重くなり、たるみが生じることもあるそうです。

02.加齢による筋力の衰え

顔にはいろいろな筋肉が存在していますが、目の周囲にも筋肉はあります。

年齢を重ねることで、これらの筋肉が衰えてきますが、老化現象のひとつなので止めることはできません。

目の周囲にある筋肉も衰えてくる上に、皮膚も薄いのでたるみが目立ちやすくなるのです。

老化現象による筋肉の衰えは止めることはできませんが、衰える速度を緩めることは十分に可能です。
ストレッチなどで筋肉を鍛えることで衰えを緩やかにすることが安心してください。

03.加齢による肌弾力の低下

肌に弾力があるのは、「コラーゲン」と「エラスチン」が存在するからです。

表皮の下には、いくつかの層になっており、その中にコラーゲンとエラスチンが含まれています。

コラーゲンは繊維状のタンパク質で、網目状になっています。
その繋ぎ目部分に伸縮性と弾性に優れたエラスチンが絡んでいるのです。

この2つの成分の組み合わせによって、肌の柔軟性と弾力性が保たれているのです。

しかし、年齢を重ねていくと生成機能の働きがある「線維芽細胞( せんいがさいぼう)」が弱まり、エラスチンを生成する量が減ってしまいます。

その結果、肌がたるみ目の下のたるみも目立つようになっていまうのです。

04.加齢による眼窩脂肪のふくらみ

加齢による筋力の衰えに関わってきますが、目の周囲の筋力が衰えることで、目の下にある眼窩脂肪が次第に飛び出すようにふくらんできます。

このふくらみが原因で、目に下にたるみが生じてしまうのです。

05.紫外線によるダメージ

私たちが常に浴びている紫外線は、2種類存在しています。
その2つとは「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」です。

まず、後者のUVBは、肌表面の細胞を傷つけやすい特徴があり、肌が赤くなったり水ぶくれができるなどの炎症を起こします。

また、皮膚がんやシミの原因にもなるUVBですが、地上に降り注いでいる量は全紫外線の中でも10%程度と少なく、日傘などである程度防ぐ事が可能です。

目の下のたるみの原因となる紫外線は、前者のUVAです。

UVAの特徴として、UVBよりも波長が長いため、肌の奥深くまで届き、肌への影響を徐々に与えていきます。

先ほど肌弾力で説明した通り、肌にはいくつかの層になっています。
その層に届くUVAは、線維芽細胞を弱らせる活性酸素を増やしダメージを与えてしまうのです。

紫外線の影響

出典:ロート製薬

その結果、エラスチンの量が減ることで目の下のたるみが起きやすくなってしまいます。

06.乾燥による潤い不足

目の下のたるみは、肌表面が乾燥して潤いが不足すると起きてしまうこともあります。

肌や皮膚は潤いで満たされているほど、ハリと弾力が保たれています。
しかし、乾燥などによって肌の潤いが減少してしまうと、風船の空気が抜けて萎むような感じが肌にも起きて、一時的にたるみが起きてしまうことがあるそうです。

また、年齢を重ねていくごとに、肌の水分量と油分量が低下してしまい乾燥しやすくなるので注意しましょう。

07.目をこする

アンチエイジングの専門家である東京警察病院形成外科の澤田彰史先生によると、目をこすりすぎると目の下にたるみができる可能性があるそうです。

その理由として、目周辺の皮膚の厚さは、わずか0.2㎜ほどしかなく、とても繊細な組織になっています。

その箇所をこすりすぎることで、コラーゲンがよれて壊れてしまうそうです。
その結果、肌のハリを作るコラーゲンが減り目の下にたるみを引き起こしてしまう原因になってしまいます。

朝起きた後など、無意識に目をこする癖がある人は、意識して癖を直すように心がけるといいでしょう。

08.運動不足

運動をするメリットは体力づくりの他に、新陳代謝が向上したり、血行がよくなる効果をもたらしてくれます。

運動不足の場合、まず新陳代謝が低下しているため、コラーゲンやエラスチンの生成が鈍くなってしまいます。

また、血流が悪くなることで、むくみやすい体質になってしまい、むくんでしまった分だけ皮膚も伸びて、たるみが起きてしまうのです。

毎日でなくてもいいので、運動する機会を作るようにして、新陳代謝や血液循環を高めるようこころがけましょう。

09.長時間パソコンやスマホ、テレビを見る

目の周りの筋肉は普段、瞬きによって鍛えられています。
しかし、パソコンによる作業やスマホ、テレビなど長時間集中して見ていると、瞬きの回数がうんと減ってしまいます。

このような習慣をずっと続けているうちに眼輪筋が衰えてしまい、目の下にたるみが起きてしまうのです。

10.眼精疲労

眼精疲労も目が凝り固まったり、血液循環が鈍くなることが原因で、たるみを引き起こしてしまうことがあります。

今ではスマホが普及し、中には長時間使用する人もいます。
スマホに限らずパソコンやテレビなどにはブルーライトという青色の波長が発しています。

このブルーライトは光がとても強く、目の奥にある網膜まで届いてしまうため、長時間浴びていると眼精疲労になりやすいのです。

なるべく眼精疲労にならないよう、所々休息時間を設けるようにすると、少しは軽減することができます。

11.寝不足

寝不足が続いていると、一時的な場合でも目の下にたるみが起きてしまうことがあります。

目の下のたるみと寝不足は一見関係なさそうに思えますが、一番やってはいけないといっていいほど悪影響を及ぼしています。

寝不足つまりは、しっかりと睡眠時間を取らないと、目の周りの筋肉をしっかりと回復させることができないのです。

寝不足が続いてしまうと、筋肉の疲れを蓄積していることになるので、目の周囲の筋力が衰えるのも早まってしまいます。

12.猫背になっている

意外かもしれませんが、猫背もたるみの原因になるといわれています。

猫背になってしまうことで、きちんと背骨で支えられていた頭の重みが前側へとかかり、顔全体の筋肉バランスが悪くなります。

それら筋肉のバランスが悪くなることで、顔の全面が下方向に引っ張られて、頬などたるみが悪化し、目の下のたるみも目立つようになってしまうのです。

猫背の影響

出典:NIKKEI STYLE

目のたるみが酷くなると病気になる危険性もある

目のたるみが酷くなると病気になる危険性もある

目のたるみが酷くなってくると、瞼が上がりにくい状態になります。

こういった症状が起きている場合は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という病気になっている可能性があります。

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂になってしまう原因のひとつに、瞼をあげる動作で必要な筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」と、筋肉を動かす信号を送る「動眼神経(どうがんしんけい)」のどちらかの異常で眼瞼下垂になってしまいます。

また加齢によって徐々に起こる眼瞼下垂や、コンタクトレンズの長期装着、遺伝性などで起きることもあります。

少しでも瞼の開閉に違和感を感じるようであれば、眼科で受診するようにしましょう。

まとめ

目は第一印象で一番注目されるところです。

もし実年齢よりも年上にみられる、または老けてみられてしまうのは、目のたるみが関係してこともあります。

今回あげた原因の中で当てはまるものがあれば、当てはまった原因に対して対策を行うことで改善することも可能です。

まずは自分に出来る範囲の中で対策をして、少しずつ習慣化していけるようにしていきましょう。

この記事を読んで、少しでも目の下のたるみの原因について学ぶことができたら幸いです。

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この記事を書いた人

自身の体調不良をきっかけに、健康の大切さを知り、健康管理の分野を学ぶ。より深い知識を身につけるため、健康管理能力検定3級・2級資格を取得し健康管理アドバイザーになる。少しでも健康に興味を持ってもらえるよう、分かりやすく役に立てる情報を発信するよう努めてまいります。

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