お腹についてしまった脂肪。どうすれば効果的に落とすことができるのでしょうか。
その方法を知るためには、あなたのお腹の脂肪の原因を知る必要があります。
お腹の脂肪の原因別に、その解消方法をチェックしていきましょう。
お腹の脂肪の原因①
皮下脂肪
女性の場合、皮下脂肪が原因でお腹がぷよぷよしているという可能性は高いです。
三段腹、お腹のお肉をつまむことができるという場合は皮下脂肪と言っていいでしょう。
皮下脂肪は、長年余分に摂取し続けたカロリーが蓄積されてできてしまいます。
その分落としにくく、しっかり落とすには長い目で継続していかなければなりません。
皮下脂肪の効率的な落とし方
皮下脂肪を落とすには、食事制限と運動というダイエットの基本的なことを意識する必要があります。
糖質の摂取を控えて、体の筋肉を作り出すタンパク質をたくさん食べるようにしましょう。
消費カロリーと摂取カロリーを計算して、消費カロリーが少ない生活をしているなら摂取カロリーもそれを超えないように抑えてください。
ウォーキング、ジョギングには脂肪燃焼の効果がありますので、毎日少しずつでもいいので取り入れるようにすることをおすすめします。
お腹の脂肪の原因②
内臓脂肪
男性の場合はこの内臓脂肪が原因でぽっこりお腹になっている可能性が高いです。
体の他の部分はそれほど太っていないのにお腹だけパンパンに膨れているという場合は、内臓脂肪と言えるでしょう。
内臓脂肪は見た目が悪いだけでなく様々な生活習慣病、命にかかわる病気の原因になる可能性も。
健康診断で気になる結果が出たら、意識的に内臓脂肪を減らす努力をしていきましょう。
内臓脂肪の効率的な落とし方
内臓脂肪は皮下脂肪と違い、比較的スムーズに落とせると言われています。
とくに男性はビールを飲む習慣がついている方が多いかと思いますが、ビールは糖質が高めなので控えめに。
運動なら、有酸素運動の他にウエストをひねる腹筋やストレッチがおすすめです。
ウエストまわりを刺激してあげることで、内臓脂肪にしっかり働きかけることができますよ。
お腹の脂肪の原因③
姿勢の悪さ
姿勢が悪く、猫背、顎を突き出すような姿勢を続けていると、体の中のインナーマッスルが衰えます。
とくにお腹の筋肉が衰え、脂肪に変わりやすくなるのです。
お腹のインナーマッスルはキレイな姿勢を維持する他にも内臓の位置正しい場所に留めるという力もあります。
この筋肉が衰えることで、下っ腹が出ているだらしない印象になってしまうのです。
長時間同じ姿勢でパソコンやスマホを触っている、デスクワークをしているという方はお腹周りの筋肉が衰えやすく、脂肪になりやすい傾向にあります。
姿勢の悪さの効率的な改善方法
姿勢の悪さを改善するには日々の意識が大切です。
椅子に座るときも姿勢を正し、背筋を伸ばす、顎を引くといったことに気をつけてください。
正しい姿勢を維持するのは最初は疲れますが、これもインナーマッスルを鍛える手段の一つです。
デスクワークに疲れたら伸びをして体の緊張をほぐすことも忘れずに。
どうしても姿勢をキープするのが難しいという方は、姿勢矯正用の下着を着用してみるのもおすすめです。
お腹の脂肪の原因④
セルライト
脂肪細胞の中に老廃物が溜まってしまうことで肌表面が凸凹してしまうのがセルライトです。
セルライトはお腹、二の腕、太ももにつきやすく、見た目が悪いのが特徴的。一度形成されてしまったセルライトはなかなか落とすことができません。
イエットに成功しても、このセルライトがあるだけで脂肪に見えている…という可能性もあります。
セルライトの効率的な解消方法
セルライトは、急激な体重の増量、減量によってできてしまいます。
無理なダイエットは控えることが、セルライト予防には肝心です。
しかしできてしまったセルライトも、マッサージを丁寧に行うことである程度は解消することができます。
毎日セルライトが気になる部分を丁寧にマッサージして、老廃物を流してあげましょう。
ひどい場合はエステサロンやクリニックで治療を受けなければなりませんが、料金はかなり高額になり効果のほども確証されていません。
本当に高額な費用を出してまでセルライトを除去する必要があるか、よく考えてみてくださいね。
お腹の脂肪の原因⑤
便秘
便秘もお腹の脂肪の原因になります。
そもそも便秘になるのは体質や生活習慣なども関係していますが、腹筋が衰えることで腸を動かす力も弱まっていることも原因の一つです。
腹筋がないとそれを補うためにお腹周りに脂肪がつきやすくなり、便秘によるぽっこりお腹が解消しても脂肪はそのままという事態に陥ってしまうのです。
また、体内に溜まった老廃物はやがて脂肪に変わります。
肌荒れ、むくみなどの原因にもつながりますので、溜め込む前に排出できるように改善していきましょう。
便秘の効率的な解消方法
便秘を解消するには様々な方法がありますが、腹筋を鍛えることも重要です。
上体起こしだけでなく下っ腹にも効くエクササイズ、腸を動かすストレッチも取り入れていきましょう。
体内の善玉菌を増やすために、乳酸菌を意識して摂取するのもおすすめです。
納豆、ヨーグルト、キムチなどを食べる他、サプリメントから補うのも効果的。
体が冷えると便秘になりやすいと言われていますので、お腹周りを温めたり、湯船にしっかり浸かるのもいいですね。
水分や食物繊維をたくさん摂取すると便が柔らかく、かさ増しもされ、便秘を解消しやすくなります。
便秘薬に頼りすぎると自力で排便するのが難しくなりますので使い方には要注意。
どうしても出ないというときは、クセになりにくい漢方の便秘薬を飲むようにするといいでしょう。
原因別にお腹の脂肪にアプローチ
お腹の脂肪の原因は皮下脂肪、内臓脂肪、姿勢の悪さ、セルライト、便秘など人によって様々です。
自分のお腹の脂肪の原因をしっかり理解して、適切なアプローチを取ることでより効率的にお腹の脂肪を解消することができます。
今回ご紹介した方法はほんの一部。原因が理解できたら、さらにそれぞれのより詳しいダイエット方法をチェックしてみてください。
