毛細血管を強くして若返り効果を得る5つの方法

毛細血管を強くして若返り効果を得る5つの方法

いつまでも元気でいたい
年齢に負けない若々しい生き方をしたい

年齢を重ねるごとに、このような思いが少しずつ強くなってきていませんか?

通常は加齢とともに体力や気力などが衰えてきます。
しかし、中には年齢に負けない若々しさとスタミナが内から湧き出ている人もいますよね?

実は健康的で若々しい人は、毛細血管ケアをしっかりとおこなって血管の健康状態がいいからなのです。

今回は、毛細血管ケアで老化予防や健康を維持する方法ついてご紹介します。

目次

毛細血管の働き

毛細血管の働き

毛細血管には、人間の体を構成する約60兆個一つ一つの細胞に酸素と栄養素を送り届けてくれる働きがあります。

毛細血管は動脈と静脈の中間の位置にあり、この「毛細血管」「動脈」「静脈」の3つが合わさったものが血管です。

細胞は「毛細血管」から受け取った酸素を吸収し二酸化炭素を排出します。
また、吸収した栄養素も代謝して老廃物を排出するのです。

排出した二酸化炭素と老廃物に体に良くないものなので、それらを回収する役割が「静脈」となります。
静脈で回収された二酸化炭素と老廃物は、腎臓と肝臓で有害な成分を取り除き除去してくれるのです。

動脈」は酸素や栄養素を運ぶ働きがあります。

全体の流れとまとめると、動脈で酸素や栄養素を運び、毛細血管が体中の細胞に栄養を届け、細胞が出した老廃物などを静脈が回収するというサイクルになっているのです。

毛細血管ケア(血管ケア)が注目されている理由

日本人の死因の第一位は「がん」ですが、2位から3位は血管にかかわる病気となっており、死因の全体の約4分の1が血管の病気が占めているのです。

日本人の4人に1人は、血管事故が死因

出典:血管ケアフォーラム

血管事故が多い原因の1つに、兆候や自覚症状がないので、気付かないうちに症状が進み、突然血管が詰まって倒れてしまうケースが多いのです。

そのため、血管による病気を予防するために、毛細血管ケアが注目去れ始めているのです。

毛細血管ケアのポイントは血管年齢にあった

血管年齢」とは血管の老化度合いを目安とする指標のことです。

健康診断でもオプションなどで血管年齢を調査してくれます。
この血管年齢が高ければ高いほど、しなやかな血管が硬くなり、スムーズであった血流も弱くなってきます。

その結果、栄養の運搬や老廃物の回収機能が衰え、動脈硬化のリスクが高まってしまうのです。

血管年齢が左右される要因

血管年齢は年齢とともに若さが失われていくのですが、その他にも要因があります。

それは以下の要因です。

  • 食生活
  • 過度な喫煙や飲酒
  • 運動不足
  • 大きなストレス
  • 肥満体型
  • 高血圧症
  • 遺伝的な要因

なども血管の老化を招きやすい要因となります。

これらを改善することによって、動脈硬化などを予防できる上、いつまでも若々しく元気に過ごすことが可能なのです。

毛細血管を若返らせる方法

血管を若返らせる方法

血管年齢はこれまで、一度老化してしまうと、若返らせることができないと考えられてきました。

しかし、生活習慣などを改めることで、動脈硬化が修復し血管年齢が若返ることが分かりました。

1.食事で血管を若返らせる

血管年齢を若くする方法として食事があげられます。

野菜

朝昼晩の食事で特に心がけたいのが野菜を食べることです。

厚生労働省が定める1日の摂取量350gよりも、少し多めの400gを目安に摂ると血管に良いとされています。

野菜をたくさん食べるメリットとしては

  • カロリーが低く満腹感が得られやすいため、過食がなくなる
  • 塩分と脂質を抑えることができる
  • 食後の高血糖を抑えられる
  • 体内にある余分な脂質(コレステロール)を排出できる
  • 高血圧や動脈硬化の原因となる塩分を体外に排出してくれる
  • 抗酸化作用を持つ、ファイトケミカルを摂ることができる

このようなメリットを得ることができるのです。

DHA・EPAを含む魚を食べる

血管の若返りに必要な食べ物として魚の脂質が欠かせません。

魚の脂質にはEPAとDHAが含まれており、この栄養素は体内では作ることができないので、食べ物から摂取しなければならないのです。

デンマークの研究調査によるとイヌイット民族の心臓病発生率がデンマーク人と比べて極端に少なかったことがわかりました。
さらにイヌイット民族の血液検査をしたところ、EPAの量がデンマーク人と比べて30倍以上も多く含まれていたのです。

理由を調べた結果、アザラシはイワシなどの青魚をエサにしており、EPAを蓄えたアザラシをイヌイットの人たちが食べているので多くEPAを摂取できていたとのことです。

DHA・EPAの効果

DHAやEPAには、余分な中性脂肪やコレステロールを減らしてくれる上に、血栓ができるのも防いでくれます。
その結果、動脈硬化の予防に繋がることが分かったのです。

またDHAには、脳や神経組織を正常にキープする物質も含まれています。

週に2~3日は、魚(特に青魚)を食べるようにするといいでしょう。
魚が苦手な人はDHA・EPAのサプリメントも数多くあるので、そちらで補うようにしましょう。

2.運動で毛細血管を若返らせる

日々の運動を心がけることでも血管年齢を若返らせることができます。

日常生活内で取り入れられる運動から始めよう

いきなり運動を始めても、余程の決意が無い限り続けることができません。

血管を若返らせる運動で一番始めやすい運動が、日常生活内に運動を取り込むという方法です。

日常生活に取り入れられる運動として

家の掃除を工夫する

掃除機で床掃除をしている場合、週の半分は雑巾がけをすると運動量がアップして血管の運動を高めてくれます。

駅ではエスカレーターを使わない

会社に勤務している人は、出勤時など駅の階段を常に利用することで運動量がアップします。
特に太ももは大きな筋肉がついているため、体中の代謝がよくなります。

帰宅するときだけ一駅前で降りて歩いて帰る

会社から帰宅するときは、最寄り駅の1つ手前で降りて、ウォーキングをしながら帰ると運動になります。
とくに、ふくらはぎの筋肉は血流を心臓にへと戻すポンプとしての役割があるため、ここを鍛えると血流が良くなります。

3.ふくらはぎを鍛えて血流アップ

「ためしてガッテン」の調査によると、その場スキップという運動を行うことでふくらはぎが鍛えられ、血流がアップするという方法でした。

ふくらはぎには血流を心臓へ押し上げるポンプの役割があるので、ふくらはぎを鍛えることでポンプ力が増して血流が良くなるそうです。

その場スキップの回数は両手両足をきちんと上げるスキップを朝昼晩20回ずつ行うと鍛えられるといっていました。
また、マンション暮らしの人は下の階に響くといけないので、かかとの上げ下げ運動でも代用できます。

回数は20~30回行うのがベストだそうです。

4.生活習慣を改善する

生活習慣の改善

100歳以上の長寿者を指す「百寿者」という言葉があります。
この百寿者を対象に研究をしている「百寿者研究会」があるのです。

百寿者研究会によると、長生きできるかどうかは「遺伝」と「生活習慣」の2つの要素で決まることが分かりました。

厚生労働省が生活習慣病予防を推し進めているのも、このようか経緯があったからと言われています。

長寿者が行っている生活習慣を以下にまとめてみました。

長寿者が行っている生活習慣
  • バランスのいい食事を、規則正しい時間帯に食べている
  • 散歩やストレッチなどの運動習慣がある
  • 良質な睡眠が取れている
  • 喫煙者がほとんどいない
  • 飲酒の習慣があまりないが、飲酒する人は少量しか飲まない

などがあげられました。

こういったことから、生活習慣を正すことで少なくとも健康的に長く過ごせることがわかります。

5.良質な睡眠をとる

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、体内の細胞を新陳代謝を促してくれます。
新陳代謝が良くなることで、昼間に受けたダメージを修復する働きがあります。

また、睡眠の姿勢は体中と心臓の位置が同じ高さになり、血管への負担が減り血液が巡りやすくなるのです。

質の高い睡眠は、布団に入るとすぐ寝れて、朝はスッキリと起きられるのが理想です。

寝る1時間前になったらテレビやスマホ、パソコンなどは一切せず、リラックス状態になることが大切です。
癒やされる音楽を聴いたり、読書をするといった行動など自分がリラックスできる環境を整えましょう。

朝は、太陽の光を浴びることでスッキリと起きられる上、体内時計がリセットされます。
寝室の窓にシャッターがある家は、なるべくシャッターは閉めず、カーテンを使用して朝日を感じるよう工夫をするといいでしょう。

まとめ

血管をケアするだけで、老化や病気を防ぎ健康な体を維持することが可能です。

いつまでも健康でいたい人や、若くいたい人は、まず毛細血管ケアから始めてみるといいでしょう。

毛細血管ケアで元気な体を手に入れて人生を楽しみましょう。

この記事を読んで、少しでも毛細血管ケア方法についてお役に立てたら幸いです。

https://kura4.jp/increase-capillaries
https://kura4.jp/blood-smooth-summary

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この記事を書いた人

自身の体調不良をきっかけに、健康の大切さを知り、健康管理の分野を学ぶ。より深い知識を身につけるため、健康管理能力検定3級・2級資格を取得し健康管理アドバイザーになる。少しでも健康に興味を持ってもらえるよう、分かりやすく役に立てる情報を発信するよう努めてまいります。

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