動脈硬化になっているにもかかわらず、それに気付かないで普段通りの生活を続けていると突然重大な病気なってしまうことがあります。
健康診断で注意はされたけど特に何も対応していない人がけっこういるのではないでしょうか?
動脈硬化は放置しておくと本当に危険です。
今回は、動脈硬化のリスクについてご紹介します。
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動脈硬化になっても自覚症状がない
動脈硬化は、血管の壁にコレステロールが蓄積して血管内が狭くなったり、血管が硬くなる状態のことをさします。
動脈硬化になっていたとしても、自覚症状がないため、自分自身で動脈硬化になっていること気付くことは、ほぼ不可能といえるでしょう。ではどのようにして動脈硬化になっているのかを知るには、定期的な検査を受けることが大事です。
会社勤めの方なら健康診断がありますし、専業主婦の方は配偶者の会社側が負担してくれる「主婦検診」制度があれば、積極的に利用しましょう。
そういった制度がない場合や、自営業の方などは市区町村で行っている健康診断を受けるか、個人的に病院へ行って受けるようにしましょう。
動脈硬化を進行させる危険因子
動脈硬化は年齢とともに、しなやかさがなくなり硬くなっていきます。これは自然な現象なため食い止める事は出来ません。
しかし、加齢以外の要因で動脈硬化を早めてしまうことがあります。
それが以下の場合です。
- 脂質異常症による誘因
- 高血圧による誘因
- 糖尿病による誘因
- 喫煙による誘因
- 運動不足による誘因
- ストレスによる誘因
- 遺伝による誘因
このような症状や生活習慣が原因で、動脈硬化が進行されてしまうのです。そして、この中でもっとも元凶といえるのが「脂質異常症」といわれています。
脂質異常症とは、血液中に含まれる脂質の量が多いと起こります。悪玉コレステロールや中性脂肪が多かったり、善玉コレステロールが少ない状態になっているのです。
動脈硬化が引き起こす病気
動脈硬化が進行するとどのような病気になる可能性があるのか。動脈硬化が引き起こす病気とその自覚症状について解説いたします。
もしも、下記に該当する症状があるときは、すぐに病院で検査を受けるようにしましょう。
狭心症・心筋梗塞
心臓のまわりを通っている冠動脈という血管が、動脈硬化などが原因で狭くなることがあります。
この状態になってしまうと、心臓の筋肉に送り込まれる血液が不足し胸が痛くなる症状が狭心症です。
動脈硬化が進行したり、冠動脈が完全に詰まって心臓の筋肉に血液が全く届かなくなった状態が心筋梗塞になります。
狭心症も心筋梗塞も命にかかわる危険な状態なので、緊急の治療が必要になってきます。
- 急な胸の痛み
- 継続的な動悸が繰り返される
- 左肩だけ痛む
- 左手小指だけ痛む
- 奥歯が痛くなる
- 顔が引きつる
- 吐き気や嘔吐
- 冷や汗が出やすい
脳卒中
脳卒中には、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の3つのタイプがあります。その中で日本における発症率が高いのが脳梗塞です。
脳梗塞は、脳の血管が動脈硬化や、他の部分から流れてきた血栓によって血管が塞がり、脳組織に栄養などが運ばれず組織が死んでしまう状態のことをいいます。
脳出血は、脳の細い血管が高血圧などによってもろくなり、急激に血圧が上昇したときに破裂して血が出てしまう状態のことをさします。
くも膜下出血は、脳の太い血管に動脈瘤ができてしまい、その瘤が破裂して、くも膜下腔に血液が溜まってしまう状態のことをいいます。
次の症状があったときは、早急に病院へ行くようにしましょう。
- 手足に力が入らない
- 今までにない激しい痛みが突如起こる
- 顔や手足、体の片側が痺れる
- ろれつが回らなくなる
- 片方の視野が一時的に見えなくなる
- 物が二重に見える
- ふらついて立てない、もしくは歩けなくなる
大動脈瘤
大動脈瘤は、老化した血管の壁に高血圧、脂質異常症、喫煙なの要因で、コブのように膨らんだ状態のことをいいます。
この状態を放置しておくと、いずれ血管が破裂して大出血を起す可能性がある命にかかわる重大な病気なのです。
特に高血圧の方は十分な注意が必要です。
- ものが飲み込みにくい
- かすれ声になる
- 咳、血痰、喀血が出る
- 血便になる
- 胸や背中、腹部に激痛が走る
- 息苦しく、呼吸困難になる
腎硬化症
腎硬化症は、長期間にわたって高血圧が続き、腎臓の血管に動脈硬化が起きてしまい、腎機能が低下していく病気のことです。
腎硬化症には2つのタイプがあり、進行の遅い「良性腎硬化症」と、急激に症状が悪化する「悪性腎硬化症」があります。
腎硬化症の最も怖いのが、軽度でも突然死の原因となる心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが急激に高まることです。
腎硬化症にならないためにも、高血圧は早めに対処したほうがいいでしょう。
腎硬化症の自覚症状
- 頭痛
- 動悸
- 肩こり
- むくみ
- 倦怠感
- 貧血
- タンパク尿 など
- 激しい頭痛
- 嘔吐
- 痙攣
- 意識障害
- 視力低下
- 血尿 など
まとめ
動脈硬化は自覚症状がなく、そのうえ重大な病気を招いてしまうこともあります。
大きな病気になる前に、動脈硬化の予防として、食生活の改善や運動不足の解消など、生活を改めて健康な体を維持するよう心がけるようにしましょう。
この記事をきっかけに、健康意識が高まっていただけると幸いです。
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