40代以降になると、以前にも増して気になるようになるのが肌のくすみ。
どんなにスキンケアをしてもくすみが抜けないという方のために、その原因や肌がキレイな人との違いについて紹介いたします。
40代のくすみの原因①
ターンオーバーの遅れ
40代以降の方の肌のくすみの原因として、まず考えられるのがターンオーバーの遅れ。
肌の細胞は、肌の奥で作られ、古い角質を押し出すような形で生まれ変わっています。
これには一定の周期があり、これを肌のターンオーバーと呼ぶのです。
通常このターンオーバーは28日周期と言われていますが、年齢を重ねるにつれてどうしても周期が遅くなってしまいます。
結果古い角質が肌表面に残り、全体的にくすんだ印象になってしまうのです。
この古い角質が残っていることで起きる弊害はくすみだけではありません。
触り心地もザラザラしていて、メイクノリが悪くなったりスキンケアの浸透も悪くなってしまいます。
古い角質が毛穴を塞いでしまい、ニキビの原因につながります。
ターンオーバーが正常な人との違い
40代でもターンオーバーの周期が短い方もいます。
もちろん若い頃のようにはいかなくても、毎日の習慣で必要以上に周期が遅れるのを防ぐことができますよ。
ターンオーバーが正常な人が行っている習慣の一つに睡眠があります。
眠っている間に分泌される成長ホルモンは、お肌の細胞を作るのにも役立っています。
睡眠時間をたっぷり取り、質のいい睡眠をしている方は比較的ターンオーバーの周期も正常に近くなります。
また、古い不要な角質はピーリングやスクラブで定期的に落としているという方も。
ピーリングやスクラブは肌が弱い方にとっては刺激となることもありますので、肌を擦るのが怖いという方は酵素洗顔などを取り入れてみるのもいいでしょう。
40代のくすみの原因②
保湿機能の低下
お肌にはセラミドやコラーゲンといった天然の保湿成分が備わっています。
これらが肌表面で結びついていることで肌の潤いやハリを守ってくれているのです。
しかし40代になるとこの細胞の数が減少。肌表面がスカスカになり、潤いを保つ力がなくなったり外部からの刺激を受けやすいお肌になってしまいます。
お肌は水分と油分のバランスが大切です。
どちらかが多すぎたり少なすぎたりするとそれを補うために余分に皮脂が出たり乾燥をひどくさせてしまいます。
とくに40代以降は油分が減少してしまう傾向にあるため、化粧水だけでなく乳液やクリームを見直す必要もあると言えるでしょう。
保湿機能が整っている人との違い
40代になってもお肌に潤いがある人は、やはり保湿対策を万全にしています。
化粧水、乳液といった基本的なスキンケアはもちろん、乳液、クリーム、美容液などでしっかり水分を閉じ込めることも忘れません。
スキンケアアイテムをさっぱりめのものにしている方は、少しこってりとした油分多めのアイテムをプラスしてみましょう。
また、見落としがちなのがクレンジングです。
クレンジングはメイク汚れと一緒にお肌の水分や油分を奪いやすい成分がたっぷり。保湿重視のクレンジングアイテムに変えてみるだけでも、スキンケア後のお肌の違いを実感できるかもしれません。
さらにエアコンの当たる場所に長時間いない、化粧水ミストなどで外出先でも保湿を行う、保湿力の高いメイクアイテムを使うといった工夫をされている方もいます。
40代のくすみの原因③
メラニンの蓄積
メラニンはシミやそばかすの原因となます。
その前兆として肌にくすみとなって現れることも。
紫外線には、すぐに赤くなったり黒くなったりするUVBと、長年蓄積されて肌老化の原因となるUVAといった2種類があります。
肌のくすみの原因となるのはUVA。長年にわたって浴び続けてきた紫外線が今頃になって肌トラブルを引き起こしているのです。
普段日焼け対策をあまりしてこなかったという方は、今後肌のくすみが出てこないように美白アイテムなどを取り入れる必要があります。
また、これ以上症状が進行しないように、日焼け対策は日頃から入念に行うようにしていきましょう。
今はくすみだけで済んでいても、さらに数年経つと大きなシミになったり、毛穴のたるみやシワの原因になることもあります。
紫外線対策は早めに行うに越したことはありませんが、気づいたときからでも十分対策を取ることはできます。
メラニン色素が少ない人との違い
くすみ、シミなどのメラニン色素による肌トラブルが少ない人は、やはり普段から徹底して紫外線対策を行っている方が多いです。
ちょっとコンビニに行くだけでも日焼け止めを塗ったり日傘を差したり。
とくに家事をしている方は、洗濯物を干すときなども注意しましょう。
スキンケアの中にも美白成分配合のものを取り入れるのを忘れずに。
ビタミンC誘導体など、メラニンの生成を抑える働きがあるものを選びましょう。
美白成分配合のスキンケアはさっぱりした使用感のものが多いので、別途で保湿効果の高い美容液やクリームを取り入れるようにしましょう。
40代のくすみの原因④
酸化した皮脂
お肌に残った皮脂はやがて空気中の酸素に触れて酸化していきます。
この酸化した皮脂は黒ずみ、毛穴の汚れや全体的な顔のくすみにつながるのです。
皮脂が酸化する原因は、クレンジング、洗顔でしっかり皮脂を落としきれていないことにあります。
とくにメイクにはたくさん皮脂の原因が!落とさずに寝るなんてことはとくに危険です。
その日のメイクは必ずその日のうちに落とすようにしましょう。
クレンジングも適当にしていると意味がありません。しっかり落とせて、尚且つ保湿効果のあるものを選ぶようにしてください。
また、洗顔は肌の古い角質をキレイにする力がありますが、皮脂を落とす力がないものがほとんど。「メイクが薄かったから洗顔だけでいい」は間違いですので注意しましょう。
酸化した皮脂が残っていない人との違い
お肌に酸化した皮脂を残さないためには、やはり徹底したクレンジングが重要です。
お肌がキレイな人は毎日のクレンジングや洗顔など、落とすケアに力を入れている方が多いようです。
お肌に皮脂が残っているとくすみの原因になるだけでなくニキビやメイク崩れなど様々な肌トラブルの原因になりますので、しっかり落とすようにしましょう。
クレンジングの選び方もポイントです。メイクの濃さや肌の乾燥具合に合わせて選ぶのがおすすめ。
クレンジングには様々な種類がありますが、オイルやリキッドは洗浄力が高めな分お肌の水分も奪いやすい傾向に。ミルクやジェルは洗浄力はマイルドですが肌への刺激は弱めです。
よっぽど作りこんだメイクをしていない限りは、ミルクやジェルのクレンジングにしてみるのもいいかもしれませんね。
40代のくすみの原因を解決しよう
40代以降から気になり出す肌のくすみの原因をご紹介いたしました。
年齢を重ねるにつれてお肌から若々しさが失われてしまうのは仕方のないことではありますが、少しでも進行を食い止めることは可能です。
もう年も年だから…と諦めることなく、今日からくすみ対策を始めませんか?
ターンオーバーの乱れ、乾燥、紫外線、皮脂など、お肌のくすみの原因は様々な場所に隠れています。
20代のときはなんでもなかった要素も40代になり肌の細胞が衰えることで気になり出すという方も。
いつまでも同じスキンケアアイテムを使い続けているという方は、年齢に合わせたスキンケアアイテムを選ぶようにしましょう。
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